「逆なで」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「逆なで」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「逆なで」とは?
- 「逆なで」の表現の使い方
- 「逆なで」を使った例文と意味を解釈
- 「逆なで」の類語や類義語
「逆なで」とは?
「逆なで」の概要について紹介します。
- 「逆なで」の読み方
- 「毛並と反対の向きになでること」の意味
- 「わざと人を刺激して不愉快にしたり怒らせること」の意味
「逆なで」の読み方
「逆なで」は「さかなで」と読みます。
「ぎゃくなで」と読み間違わない様に注意しましょう。
尚、「逆撫で」と書くこともありますが、意味は同じです。
「毛並と反対の向きになでること」の意味
動物に対し毛の生えている向きに逆らってなでることを言います。
人間の場合は動物の様な毛並みはないのですが、産毛があるのでなでる方向により感触が違い、「不快に感じるなで方」という意味で使われます。
「わざと人を刺激して不愉快にしたり怒らせること」の意味
肌を逆方向になでられると気持ちが悪いものです。
そこから転じて、わざと人が不快になる様な言動をして、刺激して怒らせることを意味しています。
「逆なで」の表現の使い方
「逆なで」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「感情を逆なでする」
- 「神経を逆なでする」
文法的な使い方
「逆なで」は名詞で、「逆なでする・される」として使われることが多くなります。
形容動詞として「逆なでする様な」として使われることもあります。
「感情を逆なでする」
相手が悲しい時や落ち込んでいる時に、無遠慮にその理由に触れてきたり、からかうような言動をして刺激することを言います。
言っている本人は自分でやっていることに気付いていないことが多くなります。
「神経を逆なでする」
相手がストレスなどでイライラしている時に、無神経な行動や空気を読まない発言をして、余計にいら立たせることを言います。
相手の方が神経質になっている為に、普段より本人の言動が鼻についてしまうことを表します。
「逆なで」を使った例文と意味を解釈
「逆なで」を使った例文と意味を解釈します。
- 「逆なで」を使った例文1
- 「逆なで」を使った例文2
「逆なで」を使った例文1
「お局様の神経を逆なでする様なことを平気で言う」
オフィスで30代になっても独身の女性に対して「久しぶりですね、まだいたんですか」などと言って怒らせる人のことを表しています。
「逆なで」を使った例文2
「彼氏が私の気持ちを逆なでする様なことばかりする」
恋人が折角オシャレをしたのに「今日は派手だね」と言ったり、ダイエット中なのに定食屋へ連れて行くなど無神経な行為をしてばかりいることを表しています。
「逆なで」の類語や類義語
「逆なで」の類語を紹介します。
- 「挑発する」【ちょうはつする】
- 「怒りを買う」【いかりをかう】
「挑発する」【ちょうはつする】
「相手を刺激してわざとトラブルを生じさせること」「色欲を刺激すること」という意味です。
「怒りを買う」【いかりをかう】
「自分の言動が原因で相手を怒らせてしまう様子」という意味です。
「逆なで」は「毛並と反対の向きになでること」「わざと人を刺激して不愉快にしたり怒らせること」の2つの意味があります。
人の機嫌を損ねてしまった時に使ってみましょう。