「疑わざるを得ない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは、「疑わざるを得ない」という言葉を日常の活動の中において使う機会があるかと思います。
少し硬い表現なので、日常生活の中の会話というよりは、ビジネスシーンで使われることが多い言葉の1つかもしれません。
そこで今回は、この「疑わざるを得ない」にフォーカスして、その意味や使い方を考えていくことにします。
目次
- 「疑わざるを得ない」とは?
- 「疑わざるを得ない」の表現の使い方
- 「疑わざるを得ない」を使った例文と意味を解釈
- 「疑わざるを得ない」の類語や類義語
「疑わざるを得ない」とは?
「疑わざるを得ない」は、「疑うしかない」、「その場の状況や流れから見て、客観的に見ても疑うことになってしまう」という意味になります。
- 「疑わざるを得ない」の読み方
「疑わざるを得ない」の読み方
「疑わざるを得ない」は「うたがわざるをえない」という読みになりますが、難しい漢字が使われるいるわけではないので、素直に読むことができます。
「疑わざるを得ない」の表現の使い方
「疑わざるを得ない」は「疑われても仕方のないこと」という解釈になりますので、どうしても疑問が残ってしまうようなことがあった時に使われることになります。
自分ではあまり認めたくはないものの、どうしても疑うしかないということがあった時が当てはまります。
「疑わざるを得ない」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「疑わざるを得ない」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「疑わざるを得ない」を使った例文1
- 「疑わざるを得ない」を使った例文2
「疑わざるを得ない」を使った例文1
「あいつは腹の中では何を考えているか、疑わざるを得ない相手だったので、とても慎重に接するしかなかった」
世の中には、このようなタイプの人間がたくさんいます。
そのために、普段から一定の距離を置きながら接していくしかないのでしょう。
親しげな雰囲気を見せてくる相手でも、腹の中は何を考えているのか見えないので、とても疲れる相手です。
「疑わざるを得ない」を使った例文2
「ドクターが、新たな細菌感染と疑わざるを得ないような素振りを見せたことで、大騒ぎになったのです」
この例文では、医者のちょっとした発現で、今までにはなかった新たな細菌感染と疑いを見せたことで、大騒ぎになってしまったということになります。
それだけに医者という立場の人の発言が、大きな影響力を及ぼしてしまうということになるでしょう。
「疑わざるを得ない」の類語や類義語
「疑わざるを得ない」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「疑うしかない」【うたがうしかない】
- 「疑われても不思議ではない」【うたがわれてもふしぎではない】
「疑うしかない」【うたがうしかない】
「疑うしかない」が「疑わざるを得ない」の類義語として扱うことができます。
「疑うことしかできない」という意味になり、逆に言うと、「信じることができない」ということになりますので、ここまで言われてしまうと、もはや信頼関係は、壊れているも同然でしょう。
「疑われても不思議ではない」【うたがわれてもふしぎではない】
「疑われても不思議ではない」も「疑わざるを得ない」と同じ意味を持つ言葉として扱うことができます。
「疑われても、何も反論することができない」というような意味合いを持っています。
「疑わざるを得ない」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、この言葉は、ビジネスシーンで使う場合、信頼関係を大きく損なう可能性もあるので、慎重な使い方が必要でしょう。