「駄々をこねる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「駄々をこねる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「駄々をこねる」とは?
- 「駄々をこねる」の表現の使い方
- 「駄々をこねる」を使った例文と意味を解釈
- 「駄々をこねる」の類語や類義語
「駄々をこねる」とは?
「駄々をこねる」の概要について紹介します。
- 「駄々をこねる」の読み方
- 「子供が親の言うことを聞かずに困らせること」の意味
- 「自分の思い通りにいかずにヒステリーを起こすこと」の意味
- 「駄々をこねる」を分解して解釈
- 「駄々」の語源
「駄々をこねる」の読み方
「駄々をこねる」は「だだをこねる」と読みます。
「駄駄をこねる」と書くこともあります。
「こねる」は漢字にすると「捏ねる」ですが、読み方が難しいので「こねる」と平仮名表記にすることが多くなります。
「子供が親の言うことを聞かずに困らせること」の意味
子供が親の言うことを聞かず、わがままを言い泣いたり歩かなくなったりして困らせることを言います。
子供は大人の事情や常識などは理解できないので、単なる感情表現の手段です。
「自分の思い通りにいかずにヒステリーを起こすこと」の意味
大人が自分の思い通りにいかない時に、癇癪を起こす様子も表します。
社会的な常識ある大人がすることですので、子供の様子になぞらえることで周囲が呆れているニュアンスも含まれています。
「駄々をこねる」を分解して解釈
「駄々をこねる」は「駄々+を(助詞)+こねる」で成り立っています。
「駄々」は「分別のないわがままな行動」という意味です。
「こねる」とは「粉に水を加えて練り混ぜること」「非常識なことをしつこく言うこと」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「非常識でわがままでしつこいこと」という意味で使われています。
「駄々」の語源
「駄々」の語源は「地団駄(じだんだ)」で、子供がむずかって足をバタバタさせる様子を表した言葉からきています。
その他には「いやだいやだ」を省略した言葉という説もあります。
「駄々をこねる」の表現の使い方
「駄々をこねる」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ビジネス向きではない
文法的な使い方
「駄々をこねる」は動詞ですので、そのまま文末に使えます。
副詞として使われる時には「駄々をこねて~した」となります。
ビジネス向きではない
「駄々をこねる」は子供の様子を表す言葉ですので、ビジネス向きではありません。
ビジネスで使う場合には「押し切る」「押し通す」などを使いましょう。
「駄々をこねる」を使った例文と意味を解釈
「駄々をこねる」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「駄々をこねる」を使った例文1
- 「駄々をこねる」を使った例文2
「駄々をこねる」を使った例文1
「子供が帰りたくないと駄々をこねて困った」
家族で遊園地などに出かけたところ、夕方になっても子供が帰りたくないとぐずって大変だったことを表しています。
「駄々をこねる」を使った例文2
「開発部門の予算が足りないと駄々をこねている」
開発部門の人達が「新商品の研究費用がとても足りないから予算を増やして欲しい」と訴えていますが、とてもその様な余裕のある状態ではないことを表しています。
「駄々をこねる」の類語や類義語
「駄々をこねる」の類語を紹介します。
- 「聞き分けがない」【ききわけがない】
- 「分からず屋」【わからずや】
「聞き分けがない」【ききわけがない】
「一生懸命諭しても全く理解しない様子」という意味です。
「分からず屋」【わからずや】
「ものごとの道理を理解できない人」という意味です。
「駄々をこねる」は「子供が親の言うことを聞かずに困らせること」「思い通りにいかずにヒステリーを起こすこと」という意味です。
わがままを言って困らせる人に対して使ってみましょう。