「務める」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「務める」と同じ読み方をする言葉は他にもいくつかありますが、それらとの違いも含めて詳しく解説していきます。
目次
- 「務める」とは?
- 「勤める」とは?
- 「努める」とは?
- 「務める」を使った例文と意味を解釈
- 「務める」の類語や類義語
「務める」とは?
「務める」とは、その立場や役職、責任を担うという意味の言葉です。
そのような意味から、「4月から主任を務めることになった」といったような使い方になります。
日常的に「会社では部長を務めている」などと用いられる言葉で、以下で紹介する同じ読み方の言葉との区別に注意してください。
- 「務める」の読み方
「務める」の読み方
「務める」は、「つとめる」と読む言葉です。
この他に「勤める」、「努める」という同音の言葉があり、口語では区別が付きませんが、意味によってそれぞれの合う漢字に頭の中で置き換えてください。
「勤める」とは?
この「勤める」は、主に仕事として勤務することです。
「働くこと」の表現となり、「現在は外資系の会社に勤めている」のように使います。
「務める」と混同されて使われることも多く、例えば、「会長を勤める」などという使い方がそれですが、その場合は仕事であっても「務める」の方が正しい表現です。
会長は、あくまで立場(役職)として務めているからで、勤めているのはその会社や団体自体です。
それらに対しては、「勤める」の方を使ってください。
「努める」とは?
「努める」は、「励むこと」を表します。
「徹夜で勉強に努める」、「体調管理に努める」などと使う為の言葉で、「努力する」と置き換えられる場合が多いです。
尚、「勉める」と書いても「つとめる」と読みますが、意味はこの「努める」と同じで、一般的にはまず使われていません。
「務める」を使った例文と意味を解釈
「務める」を使った例文と、その意味の解釈になります。
使う対象がきちんと分かっていれば、他の言葉と間違えて使うことはないでしょう。
- 「務める」を使った例文1
- 「務める」を使った例文2
「務める」を使った例文1
「主役ではないが、やっと台詞のある役を務めることができる」
芝居やドラマにおける役は、この「務める」と表現します。
それなりに責任のある立場になること全般に対して使われる言葉で、演じるべき役柄もその1つです。
「務める」を使った例文2
「僭越ながら、代表を務めることになった」
代表という立場を担うことになったと使っています。
こういった使い方が、よく見聞きする「務める」の用いられ方です。
「務める」の類語や類義語
「務める」と似た意味のある言葉です。
こちらで言い換えると分かりやすいかも知れません。
- 「任される」【まかされる】
「任される」【まかされる】
「務める」ことは、「任される」ことと一緒だと考えていいでしょう。
「主役を務めることになった」という使い方は、「任されることになった」と言い換えることができます。
「任された」という形にしても構いません。
「務める」という言葉は、「担う」、「任される」と解釈すればいいでしょう。
それらの言葉に置き換えて使う場合も多々あります。