「閑散」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説やエッセイなどを読んでいると「閑散」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味があるのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「閑散」とは?
- 「閑散」の表現の使い方
- 「閑散」を使った例文と意味を解釈
- 「閑散」の類語や類義語
「閑散」とは?
「閑散」の概要について紹介します。
- 「閑散」の読み方
- 「ひっそりと静まり返っている」の意味
- 「仕事がない様子」の意味
- 「取引が少ないこと」の意味
- 「閑散」の漢字の意味を解釈
「閑散」の読み方
「閑散」は「かんさん」と読みます。
難しい読み方ですのでこの機会に覚えておきましょう。
「ひっそりと静まり返っている」の意味
周囲の騒音が聞こえない場所や、山奥にある一軒家など、静かな場所のことを言います。
物音だけではなく人の気配もなく、もの寂しい雰囲気を表します。
「仕事がない様子」の意味
職場やショップで人の動きが全くなく仕事が暇な様子を表します。
事務所は人が出払っていて、ショップは昼過ぎなどで客足が途絶えた時間帯です。
1日のうちの時間帯ではなく、夏休みなど時期的に暇な状態も表します。
「取引が少ないこと」の意味
市場での取引が少なくなり、マーケットに活気が無い状態のことを言います。
この状態が株価の変動の前触れを表すこともあり、投資家にとってはあまり良い状態ではありません。
「閑散」の漢字の意味を解釈
「閑散」の「閑」は「ひま」「ひっそり静か」「のんびりしている」という意味があります。
「散」は「散る」「取りとめのない」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「ひっそりと静かで取りとめのない状態」という意味で使われています。
「閑散」の表現の使い方
「閑散」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「閑散期」とは
文法的な使い方
「閑散」は名詞形で、動詞形は「閑散としている」、形容詞形は「閑散とした〇〇」として使います。
「閑散な場所」ではなく「閑散とした場所」と言います。
「閑散期」とは
会社で季節的に生じる暇な状態が「閑散期」です。
「取引がない」「お客が来ない」などで、社員の仕事が減る時期のことを言います。
特にお盆などは企業にとっては売り上げが落ちる時期ですので、工場も休業するところが多くなります。
「閑散」を使った例文と意味を解釈
「閑散」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「閑散」を使った例文1
- 「閑散」を使った例文2
「閑散」を使った例文1
「夏休みでオフィスが閑散としている」
8月で社員が交代で夏休みを取っていて、オフィスの中が静まりかえっていることを表します。
「閑散」を使った例文2
「冷夏でビーチが閑散としていた」
夏に気温が低い日が続き、海水浴客がめっきり減ってしまっていることを表しています。
「閑散」の類語や類義語
「閑散」の類語を紹介します。
- 「閑古鳥が鳴く」【かんこどりがなく】
- 「さびれる」【さびれる】
「閑古鳥が鳴く」【かんこどりがなく】
「人が集まらず、商売がうまくいかない様子」という意味です。
「閑古鳥」とは「かっこう」の別名で、山奥の静かな場所に生息することから使われています。
「さびれる」【さびれる】
「賑やかだった場所から人の姿が見えなくなること」という意味です。
「閑散」は「ひっそりと静まり返っている」「仕事がない様子」「取引が少ないこと」という意味があります。
仕事がなくて人気もない状態の時に使ってみましょう。