「大元」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「大元」という言葉を色々な場面で耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は日常的に使われたり、ビジネスの場面でも使われることがありますが、少し硬い印象を覚える言葉かもしれません。
そこで今回は、この「大元」について見ていくことにします。
目次
- 「大元」とは?
- 「大元」の表現の使い方
- 「大元」を使った例文と意味を解釈
- 「大元」の類語や類義語
「大元」とは?
「大元」とは、「物事の根本に当たる最も大切な事柄」、「根源」、「根本」のことを指している言葉です。
- 「大元」の読み方
「大元」の読み方
「大元」は「おおもと」という読み方になりますが、難しい漢字や発音ではないので、ここで間違いのないように、しっかりと押さえておくようにしましょう。
「大元」の表現の使い方
「大元」は「物事の根っこある重要な部分」のことを指していますので、説明をするような場面で、その根幹をなす部分を指す時に「大元」を使うことになるでしょう。
「大元」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「大元」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「大元」を使った例文1
- 「大元」を使った例文2
「大元」を使った例文1
「多くの分家を出した大元の家が我が家なのです。言わば本家が私の家です」
都会に暮らしている人は、本家や分家という概念や感覚が希薄かもしれませんが、田舎に行くと、今でもこの慣習は根強く残っています。
地方で1つの地域に同じ名字を名乗っている家が、何十世帯も集まっていることがあります。
このような地域でも、「大元」となる本家から別れた分家が存在しているのです。
「大元」を使った例文2
「今回のトラブルの原因はつい先日発覚した設計不良が大元にあるな」
ビジネスの世界でも、様々なトラブルが発生するものです。
そのトラブルを解決することは当然ですが、それと同時に、発生理由を明確にしなくてはなりません。
メーカーの製品に関するトラブルであれば、その原因が設計不良が「大元」となっていることも少なくもありません。
「大元」の類語や類義語
では、ここで「大元」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「根源」【こんげん】
- 「根っこの部分」【ねっこのぶぶん】
「根源」【こんげん】
「根源」という言葉が、「大元」の類義語として挙げることができます。
「物事の一番のもとになっているもののこと」という意味で使われています。
「原像」や「原点」とも呼ばれています。
「根っこの部分」【ねっこのぶぶん】
「根っこの部分」という言い方もあります。
「物事の根幹となる最も基本的な部分のこと」で「根元」、「ベースとなる部分」と言うふうに解釈することもできます。
「大元」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、この言葉が当てはまる場面は、よく意識しておかないと、何気なく言葉が通り過ぎるように、使われている可能性があります。
語感的にも記憶に残るようなフレーズではないような感じがしますが、このような類いの言葉が他にもたくさんありますので、日頃の会話で、相手の話を注意深く聞いておく必要があります。