「生き別れ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「生き別れ」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「生き別れ」という言葉について紹介していきます。
目次
- 「生き別れ」とは?
- 「生き別れ」の表現の使い方
- 「生き別れ」を使った例文と意味を解釈
- 「生き別れ」の類語や類義語
「生き別れ」とは?
「生き別れ」というのは「肉親など一緒にいた人が遠く離れ、互いに会うことなく暮らす」は「生きながら別れ別れになる」という意味になります。
「肉親や縁者が互いに生きているのにも離ればなれになってしまい、会えない状態」を指しています。
お互いに生きているのに相手がどこに住んでいるのかわからない、相手が生きているのかもわからない、という状態を指しており、一般的には「戦争で生き別れになる」などと使われます。
- 「生き別れ」の読み方
「生き別れ」の読み方
「生き別れ」は「いきわかれ」と読みます。
戦争について話す時などによく使われる表現ですので知っておくと良いでしょう。
「生き別れ」の表現の使い方
「生き別れ」という表現は主に戦争でバラバラになってしまった家族を指す時などに使われます。
戦争当時は戸籍というものがなく、誰がどこに住んでいるのかということが今ほどはっきりしていませんでした。
疎開や避難、出兵などによって家族が離ればなれになってしまい、今のように携帯もありませんので、離れてしまった家族となかなか会えない人たちもいたのです。
これを「生き別れ」といいます。
「生き別れ」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「生き別れ」を使った例文1
- 「生き別れ」を使った例文2
「生き別れ」を使った例文1
「祖母は戦争によって家族と生き別れになりました」
戦争を経験した人たちの中には、家族と「生き別れ」になっている人もいるかもしれませんね。
別れてしまった家族と連絡が取れない、どこにいるのかもわからない、そもそも生きているのかもわからない、などということもあるかもしれません。
そのような「生き別れ」になった家族を一緒にさせるためのNPO法人等もあると言われています。
「生き別れ」を使った例文2
「小さい頃に両親が離婚し、双子の片割れと生き別れになっています」
両親が離婚する場合に子供がいると、子供を母親と父親で分けることがあるかもしれません。
それによって双子などが両親に分けられてしまい、気がついたら自分は一人っ子としてシングルペアレントの下で育てられていた、などという人もいます。
自分が双子だと知って驚いた、世界のどこかに自分の双子がいる、という状態になればそれは「生き別れ」といえます。
「生き別れ」の類語や類義語
これは類義語を紹介していきます。
- 「離ればなれ」【はなればなれ】
- 「音信不通」【おんしんふつう】
「離ればなれ」【はなればなれ】
「離ればなれ」というのは「互いに離れた状態」にあることを指しています。
男女の交際が途絶えがちな場合もこの表現が使われます。
「音信不通」【おんしんふつう】
「音信不通」というのは「メールの返信や電話の返信が全くない」という意味になります。
最近では恋人同士でも「音信不通」という表現が使われます。
「生き別れ」という表現はドラマの中で聞く言葉だと思っている人もいるかもしれませんね。
実際はいまだに家族と「生き別れ」になっている人も珍しくないと言われています。