「我を通す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「我を通す」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、どんなことでも、こだわりを持って行動するような印象を覚える言葉かもしれませんが、実際にどんな意味があり、使われる場面としては、どのような場合なのか今一つ思い浮かばない人もいるでしょう。
そこで今回は、この「我を通す」について説明していくことにします。
目次
- 「我を通す」とは?
- 「我を通す」の表現の使い方
- 「我を通す」を使った例文と意味を解釈
- 「我を通す」の類語や類義語
「我を通す」とは?
「我を通す」とは、「自分の考えを変えないで押し通す」ということを表現した言葉です。
- 「我を通す」の読み方
「我を通す」の読み方
「我を通す」は「がをとおす」と読みますので、ここできちんと読み方を確認しておきましょう。
「我を通す」の表現の使い方
「我を通す」は、「自分の考えや意見を曲げないで通すこと」という意味になりますので、困難な局面に遭遇してその解決に当たろうとする時に、周りの人達の意見を聞かずに、自分の考えだけを通すような時に使われる言葉です。
「我を通す」は受け止め方によって、「意思を貫き通す」と解釈や「わがままを言う」というマイナスイメージの解釈もできます。
「我を通す」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「我を通す」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「我を通す」を使った例文1
- 「我を通す」を使った例文2
「我を通す」を使った例文1
「私の兄はこうと言いったら、何が何でも我を通す人なんです。その時は他の人の意見を全く聞き入れることはありません」
このように一旦、自分の意見を言い出したなら、絶対に引くことを知らない人がいるものです。
この時の聞き方・周りの状況などによって、良い解釈・悪い解釈ができます。
悪く言えば「頑固な兄」となりますし、良く言えば「考えを貫き通す兄」ということになります。
「我を通す」を使った例文2
「妹は、普段は他人の意見に流されやすいイメージがあるのですが、いざとなったら、やるべき時は我を通す強い面も持っています」
普段は他人のヘラヘラとしている人でも、いざという時に、意思の強さを見せる人がいます。
この例文に出てくる「妹」さんも「我を通す」ことができる人なのです。
「我を通す」の類語や類義語
「我を通す」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「意地を貫く」【いじをつらぬく】
- 「とことんこだわる」
「意地を貫く」【いじをつらぬく】
「維持を貫く」が「我を通す」の類義語として挙げることができます。
「心に決めたことを他からの圧力に負けずに押し通すこと」という意味で使われます。
「とことんこだわる」
「とことんこだわる」も類義語の1つになりますが、「愚直にただ1つのことに心を傾けてやり遂げようとすること」という意味で使うことができます。
「我を通す」という言葉について見てきましたが、使われるシチュエーションによって、良い解釈と悪い解釈ができる興味深い言葉でした。
このようにどちらでも理解することができる言葉は、この他にも色々とありますので、日常の生活の場面で試してみると、勉強になると思います。