「話の腰を折る」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「話の腰を折る」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、人の話を遮って嫌な思いをさせているような印象がありますが、このように言われている人は敬遠されそうなタイプかもしれません。
そこで今回は、この「話の腰を折る」について考えていくことにします。
目次
- 「話の腰を折る」とは?
- 「話の腰を折る」の語源
- 「話の腰を折る」の表現の使い方
- 「話の腰を折る」を使った例文と意味を解釈
- 「話の腰を折る」の類語や類義語
「話の腰を折る」とは?
「話の腰を折る」とは、「口を挟んで相手の話を遮る」、「相手が話をしているのにも関わらず、自分の話をし出して相手の話を途中で止めてしまう」ということを意味する表現です。
- 「話の腰を折る」の読み方
「話の腰を折る」の読み方
「話の腰を折る」は「はなしのこしをおる」という読み方になりますので、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
「話の腰を折る」の語源
「話の腰を折る」の語源を調べてみると、「腰」に意味がありました。
「腰」は人の身体の中では重要な部分で、ここが折れると、生活困難になります。
このことから、「話を折る」という表現の中で「腰」を盛り込むことで、「重要な話をしているのに横やりを入れる」という解釈に転じていったと考えられます。
「話の腰を折る」の表現の使い方
「話の腰を折る」は「口を挟んで相手の話を遮る」という意味になりますので、会話の中で相手の意思や気持ちを無視して自分よがりで話をする相手を指して使うことになります。
「話の腰を折る」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「話の腰を折る」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメーしてみることにしましょう。
- 「話の腰を折る」を使った例文1
- 「話の腰を折る」を使った例文2
「話の腰を折る」を使った例文1
「新人の田中は、うちの部長はすごく怖くても話している最中で平気で話の腰を折るからすごいよ」
人の「話の腰を折って」しまう人は、周囲の空気や顔色を見て、相手の気持ちを読むことができないという傾向があります。
目上の人が調子よく話をしているのに、そのことに一向に構わず、平気で「話の腰を折ってしまう」のです。
例文に出て来る田中さんも、部長さんが話していても、全く気にせず自分の話をし出します。
今がどのような場面なのか、状況判断がうまくできないかもしれません。
「話の腰を折る」を使った例文2
「人の話の腰を折る人は、自分がいつも中心にいたいと思っている人が多いです」
この例文に出て来るような人は、誰かの話で盛り上がっている時に、嫉妬に近い感情を持って。
自分の話をし出してしまうものです。
そのような場面が多いほど、その嫉妬心は段々と強くなっていき、「話の腰を折る」タイミングを見計らったりしています。
そして、何とか話の中心を自分に持っていくことを考えているのです。
常に話題の中心にいたいと考えている人は、人から可愛がってもらうことや、見られることを意識しているので、人の話を聞く姿勢は持っていないのです。
「話の腰を折る」の類語や類義語
「話の腰を折る」を他の言葉で言い換えるするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「話に水を差す」【はなしにみずをさす】
- 「茶々を入れる」【ちゃちゃをいれる】
「話に水を差す」【はなしにみずをさす】
「話に水を差す」が「話の腰を折る」の類義語の1つとして挙げることができます。
「他人の話の途中に割り込んで邪魔をすること」という意味で使われています。
「茶々を入れる」【ちゃちゃをいれる】
「茶々を入れる」も「話の腰を折る」と同じ意味を持つ言葉で、「人が話しているところを邪魔すること話を遮る」という意味になります。
このように常に「茶々を入れる」人は不真面目な印象を与えかねません。
「話の腰を折る」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉は人のことを考えずに、自己中心的な行動をする人を指していますので、もしかすると、あなたもそうではないかと、自分の言動を振り返ってみる必要があるかもしれません。