「俊足」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「俊足」は、ある商品名と間違えないように注意して使ってください。
目次
- 「俊足」とは?
- 「俊足」の表現の使い方
- 「俊足」を使った例文と意味を解釈
- 「俊足」の類語や類義語
「俊足」とは?
「俊足」とは、「足が速い」という意味の言葉です。
対象になるのは人間だけでなく、「世界で一番俊足だと言われているのはチーターだ」のように動物に対して使っても構いません。
冒頭のある商品名とは、アキレスシューズという会社から発売されている「瞬足」というスポーツ用のスニーカーのことで、子供向けながら陸上トラックに特化した作りとなっており、ヒット商品となっています。
読み方が一緒なことから、「俊足」と言えばその商品だと間違えられることが多いので気を付けてください。
- 「俊足」の読み方
「俊足」の読み方
「俊足」は、「しゅんそく」と読む言葉です。
上のスニーカーの「瞬足」も同音で、固有名詞の造語です(そのような言葉はありません)。
そのスニーカーが何故そんなに人気になっているのかと言えば、陸上トラックが全て反時計回りだという点に着目し、左回りにスムーズに走れるように作られている所がポイントになっており、子供が走る小回りのトラックではそれが効果的のようです。
尚、「駿足」という言葉もありますが、こちらは「足の速い馬」という意味で使うことが多く、それ以外の動物や人間にはあまり用いられません(使えないことはありませんが、通常は「俊足」の方を使います)。
「俊足」の表現の使い方
「俊足」は、「足が速い」という意味しかない言葉ですが、そこから転じた使い方をされることもあります。
一例を挙げると、「鰯」(いわし)という魚は、すぐに腐ってしまうことから、魚へんに「弱」という漢字で表されるのは有名な話です。
この「鰯」に対して「鰯は駿足だから、すぐ冷凍しないといけない」のように使う場合があります。
それは、魚が腐りやすいことを俗に「足が速い」と表現する為で、それに掛けた使い方となっています。
「俊足」を使った例文と意味を解釈
「俊足」を使った例文と、その意味の解釈です。
別の「足が速い」に掛けた使い方も挙げてみます。
- 「俊足」を使った例文1
- 「俊足」を使った例文2
「俊足」を使った例文1
「とても中学生とは思えない俊足な逸材を発見した」
有名な陸上選手は、中学生くらいの頃から既に注目されているものです。
その時には他のスポーツで有名だったというケースも多く、この頃からスポーツに対して(何かしらの)(光るものがあったということでしょう。
「俊足」を使った例文2
「この商品は思った通り、発売から俊足で嬉しい限りだ」
商品の売れ行きに対して「足が速い」と使うと、「売れ行きがいい」という意味になります。
よって、発売から売れ行きがよくて嬉しい限りだと言っている例になります。
「俊足」の類語や類義語
「俊足」と似た意味で使える言葉です。
語源も合わせて解説します。
- 「韋駄天」【いだてん】
「韋駄天」【いだてん】
「足が速い人」を指して使う言葉で、動物に使うことはありません。
語源は、とても足が速いと言われている仏法における神様の名前がこの「韋駄天」で、そこからこの意味で使われています。
「俊足」は、足が速い人間や動物を表現する為の言葉です。
スニーカーの「瞬足」という名称も、もちろんこの意味から付けられています。