「頑として」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「頑として」とは?

「頑として」とは自分の言うことが正しいと言って譲らないこと、他に従おうとしないことを言います。

• 「頑として」の読み方

「頑として」の読み方

「頑として」とは「がんとして」と読みます。

「頑として」の表現の使い方

「頑として」とは自説を主張して曲げない、他に従わないといった意味で使う言葉です。

「頑として聞かない」「頑として拒否する」「頑として言うことを聞かない」などと言います。

「頑として」を使った例文と意味を解釈

それでは「頑として」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

• 「頑として」を使った例文1
• 「頑として」を使った例文2

「頑として」を使った例文1

「みんなであれだけ引き留めたのに、頑として退職する意思を変えなかった」

自分が一度言ったことを曲げない、譲らないといったことを「頑として」という言い方で表します。

例文の場合はどんなに説得しても駄目だったという意味になります。

「頑として」を使った例文2

「あいつは昔から頑として聞かない奴だから、何か言うだけ時間と労力の無駄だ、放っておけ」

「頑として」とは自説を譲らないという他に、他の人や、他の意見に従わないことを言います。

つまりそのような人には何を言っても聞き入れないので言うだけ無駄であるということを例文は言い表しているのです。

「頑として」の類語や類義語

言葉の意味が理解できましたところで、「頑として」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

• 「断固」【だんこ】
• 「我を通す」【がをとおす】
• 「譲歩しない」【じょうほしない】

「断固」【だんこ】

「断固」とは物事を固い決意を持って行うことを言います。

「断固として聞く気はない」と言えば、あなたの言うことは聞かない、つまり自分の思う通りにする、自分が正しいといったことを主張しているのです。

「会社の移転は、断固として行います」「いくら文句を言われようとも、断固たる態度を見せつけるさ」などと使います。

「我を通す」【がをとおす】

「我を通す」とは最後まで自分の考えを押し通すという意味になります。

「彼なら、全員から反対されても我を通すだろうね」「そんな風に言われてまで、我を通すことに何の意味があるんだい」などと使います。

「譲歩しない」【じょうほしない】

「譲歩しない」とは自分の主張を一部だけ、もしくは全部変えて、相手と折り合いをつけるようなことはしないという意味になります。

「お互いに譲歩しないと言い張っているから何年かかってもこの件は駄目だな」「私はそう簡単には譲歩しない」などと使います。