「励ます」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「励ます」という言葉を見聞きすることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「励ます」とは?
- 「励ます」の表現の使い方
- 「励ます」を使った例文と意味を解釈
- 「励ます」の類語や類義語
「励ます」とは?
「励ます」の概要について紹介します。
- 「励ます」の読み方
- 「相手の気持ちを盛り上げてあげること」の意味
- 「強く激しい口調になること」の意味
- 「励ます」の漢字の由来
「励ます」の読み方
「励ます」は「はげます」と読みます。
読み方は難しくないのですが、書き間違いに注意しましょう。
「相手の気持ちを盛り上げてあげること」の意味
相手が落ち込んでいる時や悩んでいる時に、相手のことをほめたり将来への期待や希望を述べるなどして、気持ちが明るくなりやる気が出る様にしてあげることです。
言葉だけではなく、飲みに連れて行ったり手紙やメールを送るなどの方法もあります。
「強く激しい口調になること」の意味
声や言葉を強く激しくすることを言います。
こちらの意味で使われることは少ないでしょう。
「励ます」の漢字の由来
「励ます」の「励」は「はげむ・はげます」「つとめる」という意味があります。
漢字の成り立ちは、左側が「削り取られた崖の下にいるさそり」を表し、左側が「力強い腕」を表す会意文字です。
「さそりの毒針の様に鋭いといしを使い、力強い腕で刃物を一生懸命磨くこと」から「はげむ・はげます」という意味の漢字になりました。
「励ます」の表現の使い方
「励ます」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「励ます会」
- 頭髪を気にする人にはNG
文法的な使い方
「励ます」は動詞で、「(人)を励ます」という使い方をします。
名詞形は「励まし」で、「励ましの言葉」「励ましの手紙」など、幅広く使われます。
「励ます会」
病と闘っている人や、困難な課題に立ち向かっている人を「励ます」目的で設立された団体のことを言います。
「○○を励ます会」として、募金活動や援助活動を行っています。
頭髪を気にする人にはNG
「励ます」は「禿増す」と同じ発音になるので、頭髪を気にする人を不快にさせてしまうことがあります。
あまり強調して発音しない様にしましょう。
「励ます」を使った例文と意味を解釈
「励ます」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「励ます」を使った例文1
- 「励ます」を使った例文2
「励ます」を使った例文1
「彼を励まそうとメッセージを送った」
何かで思い悩んでいる人に対して、すぐに会いにいけないので代わりにメールやLINEで勇気づける言葉を送ったことを表しています。
「励ます」を使った例文2
「失恋した友人を励ます為に飲み会を開いた」
失恋をして落ち込んでいる友人をなぐさめて立ち直らせる為に、他の友達も集めて飲み会を開いたことを表しています。
「励ます」の類語や類義語
「励ます」の類語を紹介します。
- 「はっぱをかける」【はっぱをかける】
- 「元気づける」【げんきづける】
「はっぱをかける」【はっぱをかける】
「強い口調で気合いを入れて奮い立たせること」という意味です。
「はっぱ」とは「発破」と書き、建造物を爆破する時に使う火薬のことです。
「元気づける」【げんきづける】
「相手が心身共に活発になれる様に何らかの働きかけをしてあげること」という意味です。
「励ます」は「相手の気持ちを盛り上げてあげること」「強く激しい口調になること」という意味です。
相手のことを思いやる気持ちで使いましょう。