「したたか」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「したたか」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「したたか」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「したたか」とは?
- 「したたか」の表現の使い方
- 「したたか」を使った例文と意味を解釈
- 「したたか」の類語や類義語
「したたか」とは?
「したたか」とは漢字では「強か」と書きますが、意味は強くて手ごわいさまで、一筋縄でいかないことを言います。
また強そうである、しっかりしているという意味もあります。
副詞として使う場合は程度が甚だしい、ひどくという意味になります。
「したたか」の表現の使い方
「したたか」とは強くて手ごわい、一筋縄でいかない、強そう、しっかりしているといった複数の意味合いがあります。
また副詞として使う場合は程度の甚だしさ、ひどくという意味合いになります。
「したたか」がどの意味合いで使われているのか会話、文章の前後の流れから判断するようにしましょう。
「頭をしたたか打った」「したたかな女だ」「したたかに生きる」などと使います。
「したたか」を使った例文と意味を解釈
それでは「したたか」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「したたか」を使った例文1
- 「したたか」を使った例文2
「したたか」を使った例文1
「あの男はしたたかな奴だから、利用されないように気をつけろよ」
強くて手ごわいさま、一筋縄ではいかない、雰囲気がいかめしいといった人を「したたかな奴」と言います。
「したたか」を使った例文2
「か弱そうに見えるが、したたかに生きているから心配はいらない」
「したたか」とはしっかりしているさま、確かなさまという意味もあります。
つまり「したたかに生きる」とは強くて手ごわく生きるのではなく、しっかりしている、タフであるといった意味なのです。
「したたか」の類語や類義語
言葉の意味が理解できましたところで、「したたか」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「気丈夫」【きじょうぶ】
- 「強靭」【きょうじん】
- 「ひどく」【ひどく】
「気丈夫」【きじょうぶ】
「気丈夫」とは頼るものがあり安心に思うことと、気持ちがしっかりしていることという二つの意味があります。
「したかか」と類語の意味合いとしては後者になるでしょう。
「気丈夫なご老人」「気丈夫ではあってもさすがにショックを受けているのではないか」などと使います。
「強靭」【きょうじん】
「強靭」とは強くて、しなやかで、粘りがあることを言います。
「彼は本当に強靭な肉体と精神を兼ね備えているんだな」「強靭な精神力で何とか持ちこたえているのだろう」などと使います。
「ひどく」【ひどく】
「したたか」には副詞として使うこともできます。
その際の意味としては「ひどく」ということになります。
「したたか飲んだので二日酔いも当然だな」「したたか、打ちつけてしまってひどく痛む」「父はしたたかに酔ったからか、すごく上機嫌だった」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「したたか」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。