「独り占め」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「独り占め」という表現を使ったことがあるでしょうか。
ここでは「独り占め」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「独り占め」とは?
- 「独り占め」の表現の使い方
- 「独り占め」を使った例文と意味を解釈
- 「独り占め」の類語や類義語
「独り占め」とは?
「独り占め」というのは自分1人だけのものにする、自分あるいは自分たちだけのものにする、独占する、という意味になります。
例えば、待合室などで待たなければいけない時、他の人が座れるような椅子を雑誌などで占領し、座れないようにしてしまったらそれは「待合室を独り占めしている」ということになります。
あるいは、仲間たちとビジネスをしてその利益を自分だけのものにした時、「利益を独り占めする」と言えますね。
- 「独り占め」の読み方
「独り占め」の読み方
「独り占め」という表現は「ひとりじめ」と読みます。
あまり良い言葉ではありませんが、日常的にも使える言い回しですのでぜひ覚えておきましょう。
「独り占め」の表現の使い方
「独り占め」という表現は自分だけのものにする、自分たちだけのものにする、などという時に使われます。
複数あるものを1人で全て所有してしまい、他人が所有することを許さない、という意味で使われるのです。
例えば、お菓子を出された時に1人で食べてしまえば、それはお菓子を「独り占めした」ということになりますね。
他の人が食べようとした時に「それは食べちゃだめ」と妨害し、自分が食べてしまえば、それは自分が「独り占め」しているということになるのです。
「独り占め」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「独り占め」を使った例文1
- 「独り占め」を使った例文2
「独り占め」を使った例文1
「彼が料理を独り占めしてしまい、周りから白い目で見られていました」
立食形式などの食事では自分が取れる分だけ取る、周りの人のことも考えて自分の量をとる、ということがマナーですよね。
しかしそのような形式に慣れていないと、自分が欲しいと思ったものを欲しい分だけ取ってしまうなどということがあり、欲しい分だけ取ってしまえば当然ながら料理がなくなってしまう、などというリスクもあります。
そのような場合に「独り占め」していると見られてしまうこともあります。
「独り占め」を使った例文2
「彼はなんやかんやと利益を独り占めしている」
いくら利益をみんなで分けたとしても、最初から手数料等ということで分け前を取っておき、残りをみんなで分けた、ということであればその分け前は平等でない可能性があります。
もしも最初に誰かが自分の分として手数料をとってしまい、残りをみんなで分けたのであれば、それは「独り占め」だと言えますね。
「独り占め」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「独占」【どくせん】
- 「占有」【せんゆう】
「独占」【どくせん】
「独占」というのは特定の企業が他の競争者を排除して販売市場や原料資源地などを支配し、利益を貪るという経済構造を指しています。
それ以外にも自分1人だけのものにするという意味を持ち、例えば「人気を独占する」などと使われます。
「占有」【せんゆう】
「占有」とはそこを自分の支配下に入れる、という意味になります。
ものに対して現実に支配管理をする事実状態を指します。
「独り占め」という表現は日常的にも使われますし、ニュースなどでも利用されますのでぜひ知っておきましょう。
「独り占め」することがないように気をつけたいですね。