「垂れ込み」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「垂れ込み」は、刑事ドラマが好きな人にとってはお馴染みの言葉でしょう。
目次
- 「垂れ込み」とは?
- 「垂れ込み」の表現の使い方
- 「垂れ込み」を使った例文と意味を解釈
- 「垂れ込み」の類語や類義語
「垂れ込み」とは?
「垂れ込み」とは、何かの内容をこっそりと伝えることです。
この言葉をよく見聞きするのは、冒頭のように刑事ドラマのことが多く、「匿名の垂れ込みで、奴が犯人だと分かった」のような使い方になります。
別に「匿名」と付けていることから分かるように、必ずしもそれだとは限らず、きちんと名乗った上で行う場合も珍しくありません。
また、先の例で警察に対して使っているように、比較的大きな組織や団体に対して行う場合に使う表現です。
- 「垂れ込み」の読み方
「垂れ込み」の読み方
「垂れ込み」は、「たれこみ」と読んでください。
表記する場合には、この漢字を使った表現ではなく、カタカナで「タレコミ」とすることが多いので、その漢字表記だと逆に考えた方がいいかも知れません。
「垂れ込み」の表現の使い方
「垂れ込み」という言葉は、「密告」(みっこく)と言い換えることができます。
こちらの言葉もまた、大きな対象に使う表現で、「密告があって、それが発覚した」のように「垂れ込み」と同じ用に使える言葉です。
共に、ちょっとしたことから、核心に迫るような内容まで、何かをこっそりと伝える時に使う言葉ですが、友達や知り合いなどに行うような時には使いません(大袈裟になってしまいます)。
「垂れ込み」を使った例文と意味を解釈
「垂れ込み」を使った例文と、その意味の解釈です。
伝える対象が大きな場合に使う言葉なので、結構な(重要な)内容のことが多いと考えてしまいますが、必ずしもそうとは限らないものです。
- 「垂れ込み」を使った例文1
- 「垂れ込み」を使った例文2
「垂れ込み」を使った例文1
「何件か垂れ込みがあったが、どれも大したものではなかった」
垂れ込みがあった内容や情報は、全くのデタラメだということも少なくない為、色々と伝えられた側は、その中から重要だと思われるものを拾い上げる作業が必要になります。
「垂れ込み」を使った例文2
「あの汚職事件は、関係者の垂れ込みから発覚したようだ」
垂れ込みの中には、世間的なニュースになるほど大きなことに発展するようなものもあります。
事件となるような内容の場合には、本当かどうか(少なくともその疑いがあるのか)きちんと精査されます。
「垂れ込み」の類語や類義語
「垂れ込み」は先のように、「密告」で言い換えられますが、これらはもっと軽い使い方ができる表現です。
- 「告げ口」【つげぐち】
- 「チクり」【ちくり】
「告げ口」【つげぐち】
「垂れ込み」は、要はこの「告げ口」することですが、主に警察やどこかの機関などの大きな対象に行う場合に使うことが多い言葉なので、そこまでの対象ではない場合にはこちらで表現した方が合っています。
「彼からの告げ口でその事実を知った」のように、日常のちょっとしたことにも使える表現です。
「チクり」【ちくり】
この「チクり」も、同様の意味で軽く使える言葉です。
「誰からとは言わないが、そのようなチクりがあった」などと、こちらも若者を中心によく使われています。
「垂れ込み」は、何かの内容を大きな対象に密告することだと覚えておきましょう。
仲間うちで使う程度であれば、類語として挙げた2つの言葉の方がいいでしょう。