「勿論」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「勿論」という言葉を色々な場面で聞いたり、実際に自分でも使っていることと思います。
「えっ、そんな言葉は使ってないよ」
そんなふうに言う人もいるかもしれませんが、この言葉はビジネスシーンは元より、日常会話の中でも頻繁に出てくる言葉です。
そこで今回は、この「勿論」についてフォーカスして行くことにします。
目次
- 「勿論」とは?
- 「勿論」の表現の使い方
- 「勿論」の語源
- 「勿論」を使った例文と意味を解釈
- 「勿論」の類語や類義語
「勿論」とは?
「勿論」とは、「論じる必要のないほど、はっきりしているさま」、「言うまでもなく明解なこと」という意味がある言葉です。
- 「勿論」の読み方
「勿論」の読み方
「勿論」の読み方は「もちろん」となります。
この言葉をひらがなで書くと、皆さんすぐに理解できるでしょう。
「勿論」と漢字表記することがめったにないので、頭を悩ましてしまいますが、ごく日常的に使われている言葉です。
「勿論」の表現の使い方
「勿論」は「言うまでもなくはっきりしていること」という意味になりますので、何か質問をされて返答する時に、その答えが明らかにはっきりとしている場合に「勿論」を使うことになります。
「勿論」の語源
「勿論」の語源を調べて見ると、その由来は漢語から来ていました。
「論ずる勿なかれ」という意訳で、「議論をするまでもなく、すでに結論は決まっているという気持ち」と解釈されて、それが「勿論」→「もちろん」という形で使われるようになったとされています。
「勿論」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「勿論」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「勿論」を使った例文1
- 「勿論」を使った例文2
「勿論」を使った例文1
「勿論私も行きますよ。そうしないと、どちらに進んで行けばいいのかわからないでしょ」
「言うまでもなく私もあなた方に同行しますよ」ということを意味している「勿論」の例文です。
「私も勿論行く」には、「私」が一緒でないと、進むべき方向が分からないからです。
もしかすると、何処かに出掛けるのに行き方が分かる人がいなくて、同行することになったのでしょう。
他には、登山で道に迷ってしまい、遭難中の日とを探すのに、道案内が必要となる場面も当てはまるかもしれません。
「勿論」を使った例文2
「勿論、冗談だよ。本気にしないでね。私の言ったことをすぐに真に受けるんだから」
この時の「勿論」は、「私の言っていることは、全てジョークなんだから、さらりと流してね」と、こんなふうに言っているようです。
しかし、言っている側は冗談のつもりでも、言われている方は意外に核心めいたことを突かれて、心にズキッと刺さっている可能性があります。
話す言葉も慎重に考えないと、相手を傷付けるだけかもしれません。
「勿論」の類語や類義語
「勿論」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「当然」【とうぜん】
- 「成る程」【なるほど】
「当然」【とうぜん】
「当然」という言葉も「勿論」と同じ意味を最も類義語として扱うことができます。
「予想通りであること」という意味で使われていますが、「勿論」と同じように、身近な場面で頻繁に出てきます。
「成る程」【なるほど】
「成る程」という言い方をできます。
「明らかなさま」、「無論」、「確かに」といった意味で使われています。
「勿論」という言葉について見てきました。
「勿論」の意味や使い方を紹介しましたが、漢字表記だと結構難しい言葉も、「もちろん」とひらがな表記になると、身近なシーンでよく使われている言葉であることが分かったと思います。
このように日々何気なく使っている言葉も漢字で書くことにより、改めてその言葉の意味や使い方を調べてたくなるものです。
これをきっかけに他の言葉も色々と調べてみるといいでしょう。