「正々堂々」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「正々堂々」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、日常的な場面や仕事の場面でも、時々使われることがある言葉ですが、実際にはどのような意味が籠められているのでしょうか?
そこで今回は、この「正々堂々」にフォーカスして言葉の意味・活用法を紹介していくことにします。
目次
- 「正々堂々」とは?
- 「正々堂々」の表現の使い方
- 「正々堂々」を使った言葉と解釈
- 「正々堂々」を使った例文と意味を解釈
- 「正々堂々」の類語や類義語
「正々堂々」とは?
「正々堂々」は、「正々」と「堂々」の2つの言葉から成り立つ四字熟語で、「正々」は「正しく整っているさま」、「堂々」は「威厳があって立派なさま」を意味しています。
このことから、「正々堂々」とは「正しく整っていて勢いの盛んなさま」という意味を指しています。
- 「正々堂々」の読み方
「正々堂々」の読み方
「正々堂々」は「せいせいどうどう」という読み方になりますので、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
「正々堂々」の表現の使い方
「正々堂々」は「正しく整っていて勢いの盛んなさま」という意味があるので、勝負する時に逃げも隠れもせずに立ち向かうような時に使われることになります。
「正々堂々」を使った言葉と解釈
「正々堂々」を含んだ言い回しをいくつか挙げてみることにしましょう。
- 「正々堂々と戦う」
- 「正々堂々とふるまう」
「正々堂々と戦う」
「正々堂々と戦う」という言葉がありますが、この意味は、「卑怯な行動やあれこれと作戦を立てるのではなく、相手を見据えて潔く戦う」というニュアンスがあります。
「正々堂々とふるまう」
「正々堂々とふるまう」とは「小手先を使わずに、正しいあり方・姿勢で行動する」という意味で使われています。
「正々堂々」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「正々堂々」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「正々堂々」を使った例文1
- 「正々堂々」を使った例文2
「正々堂々」を使った例文1
「彼の正々堂々とした潔さが多くの人達の共感を呼んだのです」
「正々堂々」とした人の姿勢は、見ていてとても気持ちがいいものです。
この例文に出てくる「彼」も「正々堂々」としている潔さで、多くの人の心を感動させたに違いありません。
これが敵であっても、同じことでしょう。
敵であっても「正々堂々」としている相手なら、それなりの敬意を示すことになります。
「正々堂々」を使った例文2
「うちの社員は誰に対しても、正々堂々と来訪者と対面することで、好評価を得ている」
このように企業でも、来訪者に「正々堂々」と接することで、信頼・安心感を与えることができます。
「正々堂々」の類語や類義語
「正々堂々」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「公明正大」【こうめいせいだい】
- 「心地光明」【しんち-こうめい】
「公明正大」【こうめいせいだい】
「公明正大」という言葉が「正々堂々」の類義語として使うことができます。
「私心をさしはさまず、公正にことを行うこと」という意味となりますが、この言葉のフレーズには、常にフェアでオープンなスタンスが感じられます。
「心地光明」【しんち-こうめい】
「心地光明」という言葉も類義語として扱うことができます。
「心が清く正しく広いさま」、「本心は徳の光のようで少しも私心がないさま」という意味になります。
この言葉は、あまり使われることがありませんが、とても響きの良い心地よい語感があります。
「正々堂々」という言葉を紹介してきましたが、この言葉の示す通り、人が行動を起こす時に「正々堂々」とした姿勢で物事に臨むと、その姿を見ている人は、とても感動したり、心を動かされるものです。
現代社会では、全ての物事に対して効率的なプロセスを求めがちなために、どうしてもテクニック的なことを重視する傾向にあります。
したがって、このように「正々堂々」とふるまえることが、むしろ新鮮に映るかもしれません。