「号令をかける」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
戦争もののストーリーで「号令をかける」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、様々な面から詳しく紹介します。
目次
- 「号令をかける」とは?
- 「号令をかける」の表現の使い方
- 「号令をかける」を使った例文と意味を解釈
- 「号令をかける」の類語や類義語
「号令をかける」とは?
「号令をかける」の概要について紹介します。
- 「号令をかける」の読み方
- 「号令をかける」の意味
- 「号令をかける」の言葉の成り立ち
「号令をかける」の読み方
「号令をかける」は「ごうれいをかける」と読みます。
「かける」を「掛ける」と漢字表記することもあります。
「号令をかける」の意味
「号令をかける」の意味は「集団行動を取らせる為に大声で命令をすること」です。
大勢が移動したり、ある目的で行動する時には、ひとりひとりが自分のタイミングで動いていたのではごちゃごちゃして収拾がつかなくなってしまいます。
その様な時に、誰か一人が大きな声を出して命令をして、他の人達がそれに従うことで統率された集団になるのです。
「号令をかける」の言葉の成り立ち
「号令をかける」は「号令+を(助詞)+かける」で成り立っています。
「号令」とは「多くの人に同じ行動を取らせる為の大声による命令や指図」という意味です。
「号」には「叫ぶ・大声を出す」という意味があり「号泣」「怒号」などに使われています。
「かける」には非常に多くの意味がありますが「号令をかける」の場合は「言葉を人に向けて発して働きかけること」という意味です。
これらの漢字が組み合わさり「多くの意人に向かって同じ行動を取らせる為に大声で言葉を発すること」という意味で使われる様になりました。
「号令をかける」の表現の使い方
「号令をかける」の使い方を紹介します。
- 目上・目下に関係なく使われる
- 大声で言う時に使われる
目上・目下に関係なく使われる
「号令」は昔の軍隊で部下を動かす為に使われていた指令のことです。
現在では大勢の人がタイミング良く行動する為の合図という意味で使われています。
学校で日直が「起立・礼・着席」というのも号令の一つです。
大声で言う時に使われる
「号令」は大勢の人に一度に伝わる様にいるもので、なるべく大声で遠くまで声を響き渡らせる時に使います。
小さな声で言うのは「号令」になりません。
「号令をかける」を使った例文と意味を解釈
「号令をかける」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「号令をかける」を使った例文1
- 「号令をかける」を使った例文2
「号令をかける」を使った例文1
「運動会の組体操で体育教諭が号令をかけた」
運動会で組体操をすることになり、体育教諭が大声で指示を出し、皆がそれに従って行ったことを表しています。
「号令をかける」を使った例文2
「『まわれ右』の号令をかけるのを久しぶりに聞いた」
子供の運動会などを見に行き、久しぶりに「まわれ右」という号令を聞いたことを表しています。
「号令をかける」の類語や類義語
「号令をかける」の類語を紹介します。
- 「合図を発する」【あいずをはっする】
- 「指令を下す」【しれいをくだす】
「合図を発する」【あいずをはっする】
「あらかじめ決めておいた方法でものごとを知らせたり、指示を出すこと」という意味です。
「指令を下す」【しれいをくだす】
「人を動かす命令を出すこと」といういみです。
「号令をかける」は「集団行動を取らせる為に大声で命令をすること」という意味です。
大勢を動かす時に言葉を発している人に対して使ってみましょう。