「八つ当たり」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「八つ当たり」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「八つ当たり」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「八つ当たり」とは?
- 「八つ当たり」の表現の使い方
- 「八つ当たり」を使った例文と意味を解釈
- 「八つ当たり」の類語や類義語
「八つ当たり」とは?
「八つ当たり」とは自分の怒り、不満を関係のない人に向けて発散することを言います。
- 「八つ当たり」の読み方
「八つ当たり」の読み方
「八つ当たり」とは「やつあたり」と読みます。
「八つ当たり」の表現の使い方
「八つ当たり」とは怒り、不満を関係のない人に対してぶつけて、すっきりするといったような時に使いますので、悪い意味となります。
「課長はすぐに八つ当たりをする」「八つ当たりなんてみっともないぞ」などと使います。
「八つ当たり」を使った例文と意味を解釈
それでは「八つ当たり」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「八つ当たり」を使った例文1
- 「八つ当たり」を使った例文2
「八つ当たり」を使った例文1
「彼女が家族に八つ当たりをしているのは、結局は甘えなんだよね」
外ではいい顔をする、大人しくしているのに、家族に対しては暴言を吐きまくるといった態度などを「八つ当たり」と言います。
自分の不満、怒り、やるせなさを身内にぶつけるのは甘えでもあります。
「八つ当たり」を使った例文2
「八つ当たりが激しい人は苦手だな、理性的じゃないよ」
怒り、不満を関係のない人にぶつけるという行動は、自らの感情におぼれて、冷静ではない状態です。
その度合いが強い人のことを「八つ当たりが激しい人」と形容しますが、理性的ではないと思われても仕方がありません。
「八つ当たり」の類語や類義語
言葉の意味が理解できましたところで、「八つ当たり」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「腹いせ」【はらいせ】
- 「憂さ晴らし」【うさばらし】
- 「気散じ」【きさんじ】
「腹いせ」【はらいせ】
「腹いせ」とは怒りや恨みを他の方面に向けて晴らすことを言います。
「腹いせにドアを蹴った」「男は、嫌がらせ行為について、腹いせにやったと白状した」「腹いせにみんなの自転車をパンクさせるとは、何て卑劣な男なんだ」などと使います。
「憂さ晴らし」【うさばらし】
「憂さ晴らし」とは苦しいこと、辛いことを忘れたり、不愉快な気分を取り除くことを言います。
「憂さ晴らしに飲みに行くって、何もなくてもいつも飲んでいるじゃない」「憂さ晴らしに、思い切り歌う」などと使います。
「気散じ」【きさんじ】
「気散じ」とは、心のわだかまりをなくすこと、気晴らしという意味で使う言葉です。
「気散じになるかと、ジョギングでもしていたのです」また気楽という意味合いもあり、その場合は「一人で部屋で飲んでいる方が気散じです」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「八つ当たり」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。