「よからぬこと」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「よからぬこと」は、決して考えたり、行わないに限ります。
目次
- 「よからぬこと」とは?
- 「よからぬこと」の表現の使い方
- 「よからぬこと」を使った例文と意味を解釈
- 「よからぬこと」の類語や類義語
「よからぬこと」とは?
「よからぬこと」とは、「一般的に考えてよくないと思われること」の総称として使われる言葉です。
例えば、自分が行く訳でもないチケットを予約購入し、高値でオークションに出すような行為(最初から転売することが目的での購入)は、この「よからぬこと」と表現していいでしょう。
基本的にはこのような、倫理に反するような行為に対して使う言葉ですが、ちょっとした悪巧みなどに対して使うこともできます。
そのような場合には、本来は「悪いこと」と言うべきところにこの言葉を使っていると解釈してください。
「よからぬこと」の表現の使い方
「よからぬこと」は先のように、倫理に反する、または社会的に誰が見ても悪いと思われるような行為に対して使うべき言葉ですが、実際には単純な「悪いこと」として用いられているのをよく見聞きします。
正当法ではない、少し曲がったやり方に対して「またよからぬことを考えているな」といったように使われる場合が多く、間違った使い方でもない為、このように気軽に使って構いません。
「よからぬこと」を使った例文と意味を解釈
「よからぬこと」を使った例文と、その意味の解釈です。
それなりに大きな対象から、ちょっとしたことに使っている例までいくつか挙げていきます。
- 「よからぬこと」を使った例文1
- 「よからぬこと」を使った例文2
「よからぬこと」を使った例文1
「あの部長は、また取引先とよからぬことを企んでいるようだ」
部長が取引先と悪いことを企んでいるらしいと言っています。
またと言っているので、前にもそんなことがあったようですが、いつもそんなことをしていては倫理的な問題というだけでは済まず、刑法上の背任罪に該当してしまうかも知れません。
「よからぬこと」を使った例文2
「あいつはいつもよからぬことばかり考える」
いつも悪いことばかり考えると使っていますが、このような使い方では、それほどのことではなく、ちょっとした「悪巧み」や「悪知恵」の類いだと解釈していいでしょう。
場合によってはそれが役に立つことがあるかも知れませんが、一般的に「悪いこと」と表現されてしまうような行為になる場合はやめておいた方が賢明です。
「よからぬこと」の類語や類義語
「よからぬこと」と似た意味で使える言葉です。
こちらはズバリの表現になります。
- 「悪事」【あくじ】
「悪事」【あくじ】
「悪いこと」全般を指して使う言葉です。
「よくないこと」というニュアンスを通り越して、悪いことそのものの表現になる為、はっきりそうだと分かっている場合に使うことが多いです。
多くの場合で(明らかに悪いことの)置き換え表現になります。
「よからぬこと」と人から言われた時点で、実際にはそこまで悪いことではなくても、それは行動に起こすべきではありません。
類語の「悪事」より軽い表現に見えますが、同様の意味でも使われる(とても悪いことも含む)言葉だと覚えておきましょう。