「邪魔」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「邪魔」という言葉を色々な場面で聞くことがあるかと思います。
この言葉は、うっとうしい感じをイメージさせる語感がありますが、実際にどのような場面で使われているのでしょうか?
身近な言い回しだけに、改めて見つめ直すことも少ないことでしょう。
そこで今回は、この「邪魔」について見ていくことにします。
目次
- 「邪魔」とは?意味を間違いやすい言葉
- 「邪魔」の語源や由来
- 「邪魔」の表現の使い方
- 「邪魔」を使った例文と意味を解釈
- 「邪魔」の類語や類義語
「邪魔」とは?意味を間違いやすい言葉
「邪魔」とは、「誰かの行為を妨げる」、または「妨げになるもの」もいう意味があります。
このような解釈から、悪い意味合いのある言葉ですが、「お邪魔します」という言い回しで使われることもあります。
この場合は忙しい相手に伺う時に使われますが、へりくだった表現なので、本当に「邪魔」な存在を意味しているわけではありません。
使い方次第で、かなり異なる解釈になることがあるので、注意が必要です。
- 「邪魔」の読み方
「邪魔」の読み方
「邪魔」は「じゃま」という読み方になります。
「邪魔」の語源や由来
「邪魔」という言葉は、元々、仏教用で「よこしまな悪魔」を意味しています。
「仏道修行をさまたげる悪魔」、「仏法に害を与える悪魔」の存在を指していますが、悪魔が仏道の活動を妨げるようなことを「邪魔が入る」と表現することから
「妨害される」という解釈になったとされています。
「邪魔」の表現の使い方
「邪魔」とは「妨げる」という意味を持っているので、何か物事を進める時に障害となることを指して使うことがあります。
このような時の「邪魔」の対象は、人であったり、物理的な障害物や考え方・習慣・言動など様々なことが挙げられます。
「邪魔」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「邪魔」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「邪魔」を使った例文1
- 「邪魔」を使った例文2
「邪魔」を使った例文1
「あの時の活動が、我が国の科学進歩の邪魔となったのだ」
「邪魔」とは「妨げになるもの」と解釈することもあります。
この例文では、1つの国の経済的成長を支えるはずの科学の進歩が、ある活動や出来事で、阻害されたことを意味しています。
このようなことは、過去の歴史の中でも見ることができますが、人類の進歩を大きく後退させるマイナス要因として受け止めることになります。
「邪魔」を使った例文2
「あいつは、いるだけで邪魔な存在だ。
とても気が散って、意識を集中させることができない」
あまりにも悲しいくらいの言われようですが、このように非難される人が世の中にはいるものです。
なすことやることが、周りの人の迷惑になって、本当に「邪魔」な存在と非難される人もいますが、この例文の人は単純に嫌われているだけかもしれません。
何れにしても、「邪魔」と言われる原因が本人にもありそうです。
「邪魔」の類語や類義語
「邪魔」を他の言葉で言い換えるとするならどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「妨害」【ぼうがい】
- 「足手まとい」【あしでまとい】
「妨害」【ぼうがい】
「妨害」という言葉が「邪魔」の類義語として扱うことができます。
「物事の進みを阻むようなこと」、「他人の活動に口出しする」などの意味があり、物事の進捗において、障害になるものを指しています。
「足手まとい」【あしでまとい】
「足手まとい」という言葉も「邪魔」の言い換えとして使うことができます。
「動きを防ぐさま」、あるいは「そのような存在」という意味で使われます。
「邪魔」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、自分の周りにも、生活する上で、あるいは仕事を進めていく上で「邪魔」と言われる人や物事があるかもしれません。
そのような時は「邪魔」なことの本質的なことを見極めて、本当に妨げになる存在なのか、もしかすると進化の過程での壁なのかを見極める必要がありそうです。