「混同」とは?意味や使い方!例文や解釈
「混同」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「混同」という言葉を使った例文や、「混同」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「混同」とは?
- 「混同」の英語と解釈
- 「混同」の表現の使い方
- 「混同」を使った例文や短文など
- 「混同」の類語や類義語・言い換え
- 「混同」の反対語
「混同」とは?
「混同」という言葉を知っているでしょうか。
「公私混同」という言い回しを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「混同」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。
そこで「混同」という言葉の意味を紹介します。
- 「混同」の読み方
- 「混同」の意味
「混同」の読み方
「混同」は「こんどう」と読みます。
これを機会に、「混同」は「混同」と読みましょう。
「混同」の意味
「混同」という言葉の意味を紹介します。
「混同」には、「性質の異なるものを同一のところに置き間違えること」という意味があります。
例えば「飴とビー玉を混同する」という時は、飴とビー玉という、一見似ているが、性質が異なるものを同じ場所に置き間違えてしまったという意味があります。
このように、「混同」という言葉には、「性質の異なるものを同一のところに置き間違えること」という意味があります。
「混同」の英語と解釈
次に「混同」を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「混同」は英語で、“complication”(コンプリケーション)になります。
“complication”には「合併症」「混同」などの意味があります。
また、“confusion”(コンフュージョン)という言葉でも「混同」を英語で表現できます。
“confusion”には「混乱」「混同」という意味があるためです。
このように「混同」を英語にしたい時は、“complication”や“confusion”という言葉を使ってみましょう。
「混同」の表現の使い方
「混同」という言葉はどのような使い方をすればいいでしょうか。
「混同」には、性質の異なるものを、同一のところに置き間違えること、という意味があるため、そのような間違いをしてしまった時、そのような様子を見た時、「混同」という言葉を使ってみましょう。
例えば「公私混同」という時は、「公的なことと私的なことという、性質の異なる物事を、ごっちゃにしてしまう」という意味があります。
仕事場で、仕事に関係することと、プライベートに関係することをごっちゃにして、部下などにお願いしてしまった時、「公私混同」と言います。
このように、性質の異なるものを、置き間違えてしまった時に、「混同」を使ってみましょう。
「混同」を使った例文や短文など
続いて「混同」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「混同」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「混同」を使った例文1
- 「混同」を使った例文2
「混同」を使った例文1
「初対面の人と、元カノを『混同』し、慌ててしまう」
この例文は、初めて会った女性が、元カノに似ていたため、ふたりを同一視してしまったようです。
このように、頭の中の、同一の場所に、二人の人を置き間違えてしまった時、も「混同」と言います。
初対面の女性に対して、なれなれしい言葉遣いをしてしまったり、「俺のこと、覚えている?」などと質問してしまったら、かなり気まずくなりそうです。
「混同」を使った例文2
「今日飲む薬と、明日飲む薬を『混同』しないように分けておく」
この例文のように、持病がある人は、毎日のように薬を飲みます。
その時に、1日分をきちんと飲めるよう、薬をピルケースなどに入れて、分け入れておくかもしれません。
そのようにしておけば、今日の分の薬と明日の部分の薬を間違えて飲んでしまうこともなく、「混同」せずに済むでしょう。
「混同」の類語や類義語・言い換え
「混同」の類語や類似表現を紹介します。
「混同」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「紛れる」【まぎれる】
- 「紛らす」【まぎらす】
- 「混交」【こんこう】
- 「折衷」【せっちゅう】
- 「和洋折衷」【わようせっちゅう】
「紛れる」【まぎれる】
「紛れる」という言葉には、「他のものに混じって見分けがつかなくなり、区別できなくなる」という意味があります。
例えば、砂場に砂金を落としてしまったら、見分けがつかなくなるため、区別できなくなるでしょう。
また誰かを見送っている時、大勢の人の中に入って行けば、他人と見分けがつかなくなるため、見送っている人を見失ってしまうでしょう。
「紛らす」【まぎらす】
「紛らす」という言葉には、「嫌なことや辛いことがある時に、他のことをして忘れる様にすること」という意味があります。
例えば、仕事のストレスを抱えている時に、趣味や食事を取ることで嫌な気分を忘れようとする時に使います。
「混交」【こんこう】
「混交」という言葉を知っているでしょうか。
「混交」には、「違うものをごっちゃにすること」という意味があります。
「玉石混交」という言葉がありますが、宝石とただの石がごちゃ混ぜになっている状態という意味があります。
「折衷」【せっちゅう】
「折衷」という言葉には、「意見の両方のいい点を合わせて取り入れること」という意味があります。
例えば、二人の意見を聞いた人が、それぞれの意見のいい点を合わせて、新しい意見を言う時、「折衷案」などと言います。
「和洋折衷」【わようせっちゅう】
結婚式の披露宴の食事に、「和洋折衷」の料理が出たことがあるかもしれません。
「和洋折衷」には、「和風と洋風の様式を取り合わせること」という意味があります。
「和洋折衷の料理」は「和食と洋食を取り合せた料理」ということになります。
「混同」の反対語
最後に「混同」の反対語を紹介します。
「混同」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「分ける」【わける】
- 「一線を画す」【いっせんをかくす】
「分ける」【わける】
「分ける」には、「違いに注目して別々にする」という意味があります。
「男女を分けて座らせる」という時は、男性と女性という、性別の違いに注目し、席を別々にするという意味があります。
「一線を画す」【いっせんをかくす】
「一線を画す」には、「ある境界線で重要な区切りをつけること」という意味があります。
「仕事と私生活に一線を画す」という時は、仕事が終わった瞬間などに区切りをつけて、プライベートに仕事を持ちこさない様子を意味します。
「混同」という言葉について見てきました。
性質の異なるものを同一のところに置き間違えてしまった時に、「混同」という言葉を使ってみましょう。