「未然に防ぐ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「未然に防ぐ」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「未然に防ぐ」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「未然に防ぐ」とは?
- 「未然に防ぐ」の表現の使い方
- 「未然に防ぐ」を使った例文と意味を解釈
- 「未然に防ぐ」の類語や類義語
「未然に防ぐ」とは?
「未然に防ぐ」というのは物事が発生しないうちに、その物事が発生しないようにする、あらかじめ防止する、という意味になります。
発生しないように対処する、という意味で使われる表現であり、例えば「二次災害を未然に防ぐ」などと使われますね。
「風評被害を未然に防ぐために協力してください」などと言われることもあります。
- 「未然に防ぐ」の読み方
「未然に防ぐ」の読み方
「未然に防ぐ」という表現は「みぜんにふせぐ」と読みます。
災害が多い日本では特によく使われる表現ですので、よく知っておきましょう。
「未然に防ぐ」の表現の使い方
「未然に防ぐ」という表現はそのものことが発生しないようにする、あらかじめ防止する、という意味で使われます。
例えば、日本は地震が多い国ですが、大きな地震が起こると棚から本などが落下してしまう可能性もありますよね。
そうなれば逃げ道が封鎖されてしまう、足が挟まって怪我をしてしまう、などという可能性も出てきます。
そのため、例えば戸棚には耐震性のシールなどを利用して倒れないようにする、という人もいるのではないでしょうか。
これにより、「棚の中身が落下することを未然に防ぐ」ということになるのです。
「未然に防ぐ」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「未然に防ぐ」を使った例文1
- 「未然に防ぐ」を使った例文2
「未然に防ぐ」を使った例文1
「地震が起こったら火災を未然に防ぎましょう」
阪神淡路大震災は、特に地震の後は火災が起こりやすいということを知らしめた地震とも言われています。
地震が起こるとガスなどに影響が出てしまい、ガス栓を閉め忘れたなどということで火災が起こりやすくなってしまうのです。
火災が拡大しまうとさらに被害が大きくなりますから、火事が起こったらガス栓などを閉め、火事を未然に防ぐようにしていかなければいけません。
「未然に防ぐ」を使った例文2
「いじめを未然に防ぐための対策をしています」
最近の小学校や中学校では、いじめに対してしっかりとした対応がなされています。
いじめなどの早期発見はもちろん、なんといってもいじめを未然に防ぐということがなされています。
子供たちの関係をしっかりと維持し、生徒たちを贔屓したりすることがないよう、教師たちもしっかりと考えていかなければいけません。
「未然に防ぐ」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「先回りして手を打つ」【さきまわりしててをうつ】
- 「布石を打つ」【ふせきをうつ】
「先回りして手を打つ」【さきまわりしててをうつ】
「先回りして手を打つ」というのはまだことが起こらないうちに対処する、という意味になります。
未然に働きかけをしておく、という意味でも使われる表現です。
「布石を打つ」【ふせきをうつ】
「布石を打つ」というのは囲碁で序盤に全体の局面を見据えて石を打つ、という意味になります。
転じて、将来を見越してしっかりと手段を講じる、という意味になります。
自然災害が起こったときには、次に起こりうる災害を「未然に防ぐ」ことが重要になります。
身の安全を考えて行動したいですね。