「手玉にとられる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
恋愛小説を読んでいると「手玉にとられる」という言葉を見掛けることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「手玉にとられる」とは?
- 「手玉にとられる」の表現の使い方
- 「手玉にとられる」を使った例文と意味を解釈
- 「手玉にとられる」の類語や類義語
「手玉にとられる」とは?
「手玉にとられる」の概要について紹介します。
- 「手玉にとられる」の読み方
- 「手玉にとられる」の意味
- 「手玉にとられる」の由来
「手玉にとられる」の読み方
「手玉にとられる」は「てだまにとられる」と読みます。
「とられる」を「取られる」と漢字表記をすることもあります。
「手玉にとられる」の意味
「手玉にとられる」は、「人に思い通りに操られること」という意味です。
受け身形ですので、相手に指図されたりお願いされたりして、思うままにコントロールされていることを表します。
自分で相手の思うつぼになっていることに気付いていない場合もあります。
「手玉にとられる」の由来
「手玉にとられる」の「手玉」とは、昔の女の子がしていた遊びである「お手玉」に由来しています。
「お手玉」とは、手のひらサイズの布の袋に小豆などを入れたもので、自分で歌いながら投げたり受けたりして遊びます。
ジャグリングが得意な人が、お手玉を自由自在に操っていたところから、「手玉にとる」という言葉が生まれ、その後受け身で使われる様になりました。
「手玉にとられる」の表現の使い方
「手玉にとられる」が使われるシーンを紹介します。
- 恋愛で相手に都合よく利用されている時
- ビジネスでリーダーシップのある人に利用されている時
恋愛で相手に都合よく利用されている時
「手玉にとられる」が最も多く使われるのが恋愛のシーンです。
自分の好きな異性に利用されて、思いのまま都合よく扱われる時に「手玉にとられる」と使います。
ビジネスでリーダーシップのある人に利用されている時
ビジネスでは、リーダーシップがあり出世欲も強い人に、色々と指図やアドバイスをされてその人に有利な様に動かされることを「手玉にとられる」と言います。
但し能力がある人ならば従っていた方が楽だと思う人もいるのです。
「手玉にとられる」を使った例文と意味を解釈
「手玉にとられる」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「手玉にとられる」を使った例文1
- 「手玉にとられる」を使った例文2
「手玉にとられる」を使った例文1
「彼女は遊び人の男性に手玉にとられているのに気付いていない」
真面目な女性が軽い男性を好きになってしまい、都合よく振り回されています。
女性の方は自分が都合のいい女になっていることに気付いていないのです。
「手玉にとられる」を使った例文2
「彼はビジネストークが上手く、手玉にとられていると分かっていながらサインをしてしまう」
相手の営業が非常に優秀でビジネストークが上手く、つい乗せられて契約書にサインをしてしまうことを表しています。
「手玉にとられる」の類語や類義語
「手玉にとられる」の類語を紹介します。
- 「弄ばれる」【もてあそばれる】
- 「踊らされる」【おどらされる】
「弄ばれる」【もてあそばれる】
「まるで楽しむかの様に好き勝手に扱われること」という意味です。
「踊らされる」【おどらされる】
「他人に思い通りに動かされること」という意味です。
「手玉にとられる」は「人に思い通りに操られること」という意味です。
相手の都合にいい様に振り回されていると感じた時に使ってみましょう。