「よそ者」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「よそ者」は、差別用語とまでは言えませんが、あまり使うべきではない言葉です。
目次
- 「よそ者」とは?
- 「よそ者」の表現の使い方
- 「よそ物」とは?
- 「よそ者」を使った例文と意味を解釈
- 「よそ者」の類語や類義語
「よそ者」とは?
「よそ者」は、その集団や社会とは別のカテゴリーから来た人、もしくは元はそうだった人を指して使います。
例えば、ある村のお祭りに地元の人以外の人が参加していた時に、その人たちを「よそ者が来ている」などと使います。
ですが、そのように呼ばれた方にとっては差別されているとしか思えない表現になる為、この場合には「他の地域から来ている人」などと言い換えて使うのがいいでしょう。
「よそ者」の表現の使い方
「よそ者」という言葉は、主に日頃からほとんどの人が顔見知りといったような状態の中に、そうではない人が入ってきた時に使われます。
今はそのような状態だとしても、後から来てそうなった人を「あの人は(元は)よそ者だから」などと使うこともあります。
どちらにせよ、使われた方にとって気分のいい言葉ではない為、できれば先のように別の言い方で表現するに越したことはありません。
「よそ物」とは?
この「よそ者」ではなく、「よそ物」という言葉がありますが、こちらは人ではなく「物」を区別する為に使う言葉です。
あるブランドの物だけの中に、他のブランドの物が混じっていると、それに対して「それだけよそ物」といったように使います。
このように、「者」が「物」になって、対象が人から物に変わっただけの言葉ですが、使う対象が物だけに、それほど使う際に注意する必要はありません。
「よそ者」を使った例文と意味を解釈
「よそ者」を使った例文と、その意味の解釈です。
特に指定はないものの、テレビなどではまず使われない言葉です(ドラマの中のセリフなどは除きます)。
- 「よそ者」を使った例文1
- 「よそ者」を使った例文2
「よそ者」を使った例文1
「ここに住んで半年になるが、まだまだよそ者扱いされている」
都会では周辺に住んでいる人が次々と変わってもおかしくありませんが、田舎になると、滅多に新しい人が来ることはない為、しばらくはよそ者扱いされてしまうのも仕方がないかも知れません。
「よそ者」を使った例文2
「海外旅行に行ったが、よそ者扱いされずにとてもよくしてもらえた」
旅行先が他国からの観光客にとてもフレンドリーな国だったようです。
最近では海外旅行もごく普通のこととなったと言える為、そのような国や地域が増えてきていますが、一部にはよそ者は立ち入るべきではない危険な場所もあるので注意が必要です。
「よそ者」の類語や類義語
「よそ者」と似た意味の言葉です。
そこまで広い意味はなく、あまり悪い意味で使う言葉でもありません。
- 「部外者」【ぶがいしゃ】
「部外者」【ぶがいしゃ】
「よそ者」より狭いカテゴリーで使う言葉で、会社の中で他の部署の人だったり、そのマンションには住んでいない人などに用いられます。
いい意味はない言葉ですが、「部外者は立ち入り禁止です」のように普通に使われている言葉です。
「よそ者」は、表現的にとてもいいとは言えない言葉なので、可能な限り別の表現で言い換えた方がいいでしょう。