「枠を設ける」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「枠を設ける」という表現は、その為の(特別な)配慮まで含まれている言葉だと考えていいでしょう。
目次
- 「枠を設ける」とは?
- 「枠を設ける」の表現の使い方
- 「枠を設ける」を使った例文と意味を解釈
- 「枠を設ける」の類語や類義語
「枠を設ける」とは?
「枠を設ける」とは、主に人数や分野別の分類を特別に増やす際に使われる言葉です。
設けるべき枠に名前を付けて使われることがほとんどで、「今回から女性枠を設けることにした」と使った場合、それまでは男性しか採用していなかったが、今回から女性も採用するという意味になります。
その為の採用枠(人数)が新たに設けられたということです。
- 「枠を設ける」の読み方
「枠を設ける」の読み方
「枠を設ける」は、「わくをもうける」と読んでください。
「設ける」は、何かの目的に対して作り出すことを指す言葉で、ここでは人数や分野別の分類がそれに該当します。
使われている漢字からは、特に「追加で」というニュアンスはありませんが、実際にはそういった使い方が大半になると考えておいていいでしょう。
「枠を設ける」の表現の使い方
「枠を設ける」という言葉は、ここまでの説明の通り、採用や決定の人数、または分類を増やす時に使われます。
具体的なそれらの数は別に表されることになりますが、これまでにはなかった何かしらの「枠」が作られることです。
「その為の枠を設けるつもりだ」と使うと、その為と表現される内容に対し、取り入れる人数や分類を増やして対応することだと解釈できます。
「枠を設ける」を使った例文と意味を解釈
「枠を設ける」を使った例文と、その意味の解釈です。
意味のように、それほど難しい使い方はしない言葉です。
- 「枠を設ける」を使った例文1
- 「枠を設ける」を使った例文2
- 「その放送の為に、特別枠を設けるらしい」
「枠を設ける」を使った例文1
「あの学校は、来年なら推薦枠を設けると聞いた」
学校の受験において、学力で決定する通常の合格枠以外に、推薦による合格枠ができることを聞いたと使っています。
この言葉の使い方として、よく見聞きする例になります。
「枠を設ける」を使った例文2
「特別枠を設けるそうだが、必ず使うとも限らないようだ」
特別な採用の為の枠を設けるものの、使うかは分からない(その枠への該当がない場合もある)と言っています。
特別な枠だけに、そのような臨機応変な対応も珍しくありません。
「その放送の為に、特別枠を設けるらしい」
放送予定が決まっているどこかに、特別にその為の枠を設ける(元の放送は中止、もしくは延期する)ようだと使っています。
このような場合には、「臨時枠」という呼び方をされることが多く、震災などの緊急のニュースが入った場合に多いです。
「枠を設ける」は、このような使い方もできる言葉です。
「枠を設ける」の類語や類義語
「枠を設ける」と似た意味で使える言葉です。
実質的に同じことになる場合がある表現になります。
- 「制限の緩和」【せいげんのかんわ】
「制限の緩和」【せいげんのかんわ】
制限されていた人数や分類が増やされるという意味で用いることができる表現です。
あくまで制限されていた内容の緩和(緩めること)なので、特別な枠を作るといったニュアンスはありません。
「枠を設ける」と使われた際には、ニュースに使った例のような場合を除き、それまでより多少なりともチャンスが増えたと考えることができます。
ただし、男性に対して新たに女性枠が設けられる、全く関係のない分野が増えただけなど、直接それがメリットになるとは限りません。