「腹を割って話す」とは?意味や類語!例文と解釈
「腹を割って話す」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「腹を割って話す」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「腹を割って話す」とは?
- 「腹を割って話す」の語源
- 「腹を割って話す」の表現の使い方
- 「腹を割って話す」を使った例文と意味を解釈
- 「腹を割って話す」の類語や類義語
「腹を割って話す」とは?
「腹を割って話す」というのはそれまで隠していた気持ちを言葉に出す、心情を打ち明ける、という意味になります。
人間、誰に対しても自分の本当の気持ちを伝えるわけでは無いですよね。
基本的には自分の悩みなどは心内にしまい、表に出さないという人もいるのではないでしょうか。
しかし、例えばもしも悩みをずっとため込んだ場合、どこかで辛くなってしまい、誰かに「腹を割って話す」必要が生じる可能性もあります。
もしも「腹を割って話せる」相手がいたら、それだけでストレスが解消されるかもしれません。
- 「腹を割って話す」の読み方
「腹を割って話す」の読み方
「腹を割って話す」というのは「はらをわってはなす」と読みます。
よく使われる表現ですので、大人として知っておきたいですね。
「腹を割って話す」の語源
「腹を割って話す」という表現はかなり昔から使われていたと考えられます。
昔、物事は頭ではなく腹で考えるのだと考えられていました。
つまり、本心というのは「腹の中」に入っており、「腹を割らなければ腹の中は見せられない」と考えられていたのです。
そこから「腹を割る」という表現が作られました。
例えば「腹黒い」という表現がありますが、やはり「腹」が使われていることがわかりますね。
「腹を割って話す」の表現の使い方
「腹を割って話す」という表現は包み隠さず本心をさらけ出す、本当の気持ちや考えを素直に出す、という意味です。
誰でも多かれ少なかれ、悩みを抱えているのではないでしょうか。
例えば残業が多くて辛い、給料が少なくてストレスになっている、子育てが辛い、などといろいろな思いがあります。
しかしこのような思いは誰でも彼でも表に出せるようなものではなく、ほとんど人には言わないということも多いのではないでしょうか。
しかし、例えば自分のパートナーであったり、親友であったり、自分の気持ちをわかってくれそうな人に対しては「子育てが辛くて孤立しているような気がする」などと本心が話せますよね。
このような時に「腹を割って話す」という表現が使われます。
「腹を割って話す」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「腹を割って話す」を使った例文1
- 「腹を割って話す」を使った例文2
「腹を割って話す」を使った例文1
「久しぶりに大学の同級生に会い、腹を割って話せてうれしかったです」
大学時代の同級生は貴重な青春期を一緒に過ごし、場合によっては就職活動や研究等を乗り切った大切な仲間なのではないでしょうか。
大学の同級生たちに会えると本音が言える、ということもあるかもしれませんね。
自分の現在の悩みが話せる、自分の気持ちをわかってくれる、ということもあるかもしれません。
このようなときには「腹を割って話す」という表現が使えます。
「腹を割って話す」を使った例文2
「私には腹を割って話せる友達があまりないので残念です」
もしかしたら、本音が言える友達が少ないと悩んでいる人もいるかもしれません。
しかし、本音が言える人はそこまで多くないもので、誰でも彼でも話せるものでは無いですよね。
そのため、中には1人でも本音を言える友達がいれば十分だと考える人もいます。
「腹を割って話す」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「打ち明ける」【うちあける】
- 「心情を吐露する」【しんじょうをとろする】
「打ち明ける」【うちあける】
「打ち明ける」というのは秘密や心の中に思っていたことなどを包み隠さず人に話す、という意味です。
認める、自白する、白状する、などという時にも使われます。
「心情を吐露する」【しんじょうをとろする】
「心情を吐露する」というのはそれまで隠していた気持ちを言葉に出す、という意味です。
「心情」というのは心の中の思いという意味であり、「吐露する」というのは心に思っていることを隠さず打ち明けるという意味になります。
「腹を割って話す」相手がいるのは素晴らしいことです。
ストレスなどはため込みすぎず、人に話せると良いですね。