「熱心」とは?意味や使い方!例文や解釈
「熱心」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「熱心」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「熱心」とは?
- 「熱心」の表現の使い方
- 「熱心」を使った言葉と意味を解釈
- 「熱心」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「熱心」の反対語
- 「熱心」の類語や類義語・言い換え
- 「熱心」の英語と解釈
「熱心」とは?
「熱心」とは「物事に対して、情熱を込めて打ち込むことで、一生懸命すること」という意味になります。
またその様子を「熱心」と言うのです。
- 「熱心」の読み方
「熱心」の読み方
「熱心」と書いて「ねっしん」と読みます。
「熱心」の表現の使い方
「熱心」とは物事に対して、一生懸命である時、情熱を込めていることに対して使います。
例えば一生懸命趣味や勉強に打ち込んでいる人がいれば「熱心ですね」とか「熱心な人だ」と表現するのです。
また勉強、仕事、練習といったものに、心を込めて頑張っていることを「熱心にやっている」と言うのですが、これは褒め言葉、ねぎらいの言葉としても使うことができます。
「熱心」を使った言葉と意味を解釈
「熱心」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「熱心家」
- 「熱心な仕事ぶり」
- 「熱心さがない」
「熱心家」
「熱心家」とは情熱を持ち、物事に打ち込む人のことを言います。
何事にも一生懸命、熱い人を形容する言葉と解釈するといいでしょう。
「彼はとても熱心家だから、必ずやり遂げると思う」「私は特に熱心家でもないし、すぐに飽きてしまうからなあ」「あんなに熱心家だった人が、どうして変わってしまったの」という風に使います。
「熱心な仕事ぶり」
「熱心な仕事ぶり」とはよく使う言い回しですが、仕事を一生懸命している人、心を込めて丁寧に何かを仕上げる人、仕事に情熱を持っている人のことを言います。
このような意味ですから「熱心な仕事ぶり」とは褒め言葉ともなるのです。
「君の熱心な仕事ぶりを見させてもらったよ」などと上司に言われればそれは働きを認められたということでもありますから嬉しい言葉です。
「熱心さがない」
「熱心さがない」とは、やる気がなくダラダラとしている様子に対して使われる言葉です。
一生懸命さがない、情熱が感じられない、やっつけ仕事をしているという意味合いですから、いい意味はありません。
「バイトには休まず来るが、あの子には熱心さがない」「熱心さがないのは、見ていればわかる」「最初は希望に燃えていたが、今の彼には熱心さがなくなってしまった」などと使います。
「熱心」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「熱心」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「熱心」を使った例文1
- 「熱心」を使った例文2
「熱心」を使った例文1
「そんなに熱心になるなんて、よっぽど好きなんだなあ」
「熱心」とは物事に情熱を込めて打ち込むこと、心を込めて一生懸命になることを言います。
趣味、勉強、スポーツ、仕事といったことに使います。
その様子を人が見ればよっぽど好きなのだとか、やる気が凄いといった風に思われる状態のことを言います。
「熱心」を使った例文2
「何か一つでも熱心になれることを見つけなさい」
「熱心になれること」とは自分が情熱を持って打ち込めることであり、一生懸命になれることですから、通常、好きなこと、得意なこととなります。
しかし苦手なことを克服しようという気持ちが強ければ、それほど好きではないことにもやはり「熱心」になる場合もあるのです。
「熱心」の反対語
「熱心」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「冷淡」【れいたん】
- 「不熱心」【ふねっしん】
「冷淡」【れいたん】
「冷淡」とは関心、興味がなく「熱心」ではないことを言います。
「あの母親は娘の将来に冷淡で、自分の老後のことしか頭にないようだ」「娘は親のことになると、冷淡だ」という風に使います。
「不熱心」【ふねっしん】
「不熱心」とは「熱心」ではないという意味になります。
「仕事に不熱心な男とは結婚するもんじゃない」「働くことに不熱心な妻」「勉強することに不熱心な子」などと使います。
「熱心」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「熱心」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「真剣」【しんけん】
- 「誠心誠意」【せいしんせいい】
- 「真面目」【まじめ】
- 「精進」【しょうじん】
- 「意欲的」【いよくてき】
「真剣」【しんけん】
「真剣」とは一生懸命に物事に取り組むことを言います。
また本気であるという意味でもあります。
「彼はいつになく真剣な態度だったよ」「真剣に働く」「何をしても、真剣になるということがない人だから」などと使います。
「誠心誠意」【せいしんせいい】
「誠心誠意」とは真心を持って、物事をすることを言います。
「誠心誠意、介護をする」などと使います。
「真面目」【まじめ】
「真面目」とは本気である、真剣である、誠意があるという意味になります。
「真面目な顔になった」「真面目に働いている」などと使います。
「精進」【しょうじん】
「精進」とはそのことにだけ心を集中して努力をするという意味になります。
「仕事に精進する毎日」「精進します」などと使います。
「意欲的」【いよくてき】
「意欲的」とは積極的に行動しようという様子を言います。
「どうやら、彼はこの案件に意欲的になっている」「意欲的な活動をしている」という風に使います。
「熱心」の英語と解釈
「熱心」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“eagerness”(ひたむきな熱意)、“devoted”(献身的な)という単語を使います。
例文は“an eager student”(熱心な学生)、“a devout Christian”(熱心なクリスチャン)となります。
いかがでしたでしょうか。
「熱心」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「熱心」とは物事に情熱を込めて打ち込む、一生懸命になるという意味であると覚えておきましょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。