「足がつく」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
サスペンスドラマの中で「足が付く」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「足がつく」とは?
- 「足がつく」の表現の使い方
- 「足がつく」を使った例文と意味を解釈
- 「足がつく」の類語や類義語
「足がつく」とは?
「足が付く」の概要について紹介します。
- 「足がつく」の読み方
- 「手がかりから犯人の身元や居場所が分ること」の意味
- 「犯罪が起きた事実が明らかになること」の意味
- 「足がつく」の由来
「足がつく」の読み方
「足がつく」は「あしがつく」と読みます。
「足が付く」という表現をすることもあります。
「手がかりから犯人の身元や居場所が分ること」の意味
事件が起きて犯人の行方が分からない時に、警察が捜査をして何かの手がかりを掴み、そこから犯人の身元や居場所が判明することを言います。
犯人が誰か、どこにいるか分かれば後は警察の捜査力で追いつめられるのです。
「犯罪が起きた事実が明らかになること」の意味
捜査をした結果、その人が犯罪を犯したという事実が明らかになることを言います。
その人がどの様な犯罪をしたのか、被害者や手口などがはっきりとした時の表現です。
「足がつく」の由来
「足がつく」の由来は「足跡が付くこと」から来ています。
昔は現在の様に道路が舗装されていなかった為に、人が悪いことをすれば「足跡」が残っていました。
その足跡をたどれば犯人の行方も分かり、大きさや形から男か女か、どの様な商売をしているかまで分かったのです。
このことから犯人の行方や犯行の手口がはっきりすることを「足跡がつく」→「足がつく」と言う様になりましした。
「足がつく」の表現の使い方
「足がつく」の使い方を紹介します。
- 悪いことをした人に対して使う
- 証拠やきっかけがある時に使う
悪いことをした人に対して使う
「足がつく」は、基本的に犯罪を犯して逃亡している人に対して使われます。
警察が介入して捜査をする時に、事件に関与していると思われる人物に対して使われる言葉なのです。
日常で人に対して使うとその人がまるで悪いことをしている様に思われてしまうので注意しましょう。
証拠やきっかけがある時に使う
「足がつく」は、犯人の身元や行方を知る為の証拠やきっかけがある時に使われます。
犯行現場に残されたものや、目撃者の証言などをきっかけに犯人にたどり着いた時の表現です。
「足がつく」を使った例文と意味を解釈
「足がつく」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「足がつく」を使った例文1
- 「足がつく」を使った例文2
「足がつく」を使った例文1
「犯人が知人に電話をかけたことから足がついた」
それまで犯人が分らなかったのですが、知人に電話をしてきたことから直近の居場所が分り、そこから現在の居場所を特定できたことを表しています。
「足がつく」を使った例文2
「ドライブレコーダーの映像から犯人の足がついた」
ひき逃げ事故が発生していたのですが、近くを走っていた車のドライブレコーダーに犯人のものと思われる車が映っていて、ナンバーから犯人が特定できたことを表しています。
「足がつく」の類語や類義語
「足がつく」の類語を紹介します。
- 「身元が割れる」【みもとがわれる】
- 「証拠を掴む」【しょうこをつかむ】
「身元が割れる」【みもとがわれる】
「その人物の氏名や住所が分かること」という意味です。
「証拠を掴む」【しょうこをつかむ】
「事件が起きた時に、誰がやったのかが分るモノや目撃者、データなどを手に入れること」という意味です。
「足がつく」は「手がかりから犯人の身元や居場所が分ること」「犯罪が起きた事実が明らかになること」という意味があります。
何か事件が起きて犯人が分った時に使ってみましょう。