「随分」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「随分」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、ごく普通の日常的な生活の中における会話やビジネスシーンでも使われている言葉の1つです。
おそらく意識することなく何気なく使っているのではないでしょうか?
そこで今回は、この「随分」にフォーカスして、考察していくことにします。
目次
- 「随分」とは?
- 「随分」の英語と解釈
- 「随分」の表現の使い方
- 「随分」を使った例文と意味を解釈
- 「随分」の類語や類義語
「随分」とは?
「随分」とは、「程度がそれ相応に著しいこと」、「かなり」、「相当」という意味を持っている表現です。
また、「ひどいこと」という意味もありますが、「随分」の後ろに「だ」、「な」を付けて使われることもあります。
「随分な対応だな」というような形です。
- 「随分」の読み方
「随分」の読み方
「随分」の読み方は「ずいぶん」となりますが、日常的に使われる言葉なので、しっかりとチェックしておくようにしましょう。
「随分」の英語と解釈
「随分」を英語で表現すると、“rather”、“kinda”、“kind of”、“sort of”、“rather”、“quite”などの言葉で訳すことができます。
「随分」の表現の使い方
「随分」は「程度が著しいこと」を指している言葉なので、人や物事の状態・ありさまが甚だしいようなことを表現する場合に使われます。
「随分」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「随分」を浸かった例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「随分」を使った例文1
- 「随分」を使った例文2
「随分」を使った例文1
「彼らのことは、この部署に異動してくる前から、随分、話には聞いていました」
この例文では、ある企業の中の会話で、「彼」が、転勤である部署に移ってくる前から、その人の性格や言動などを含めた評価なりを聞いていたことを意味しています。
「随分、話に聞いていた」ということになるので、結構話題に事欠かない人なのかもしれません。
「随分」を使った例文2
「資料を完成するのに、随分長いことかかっているじゃないか?締め切りに間に合うかな」
これも仕事をしている中での会話のようです。
どの仕事にも必ず締め切りがありますが、あるかと社員が資料完成に手間取っている雰囲気が伝わってきます。
どのような点で作成中に悩まされているのか分かりませんが、この言葉を投げかけている人は、上司、あるいは全般社員なのでしょう。
これから何かサポートをしなくてはならないことを考えているようです。
「随分」の類語や類義語
「随分」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「大分」【だいぶ】
- 「ある程度」【あるていど】
「大分」【だいぶ】
「大分」が「随分」の類義語の1つとして挙げることができます。
「非常に大きい程度や範囲まで」という意味で、この言葉も日常的な会話の中で使われています。
「大分、大きく成長してきたね」というような言い回しになります。
「ある程度」【あるていど】
「ある程度」という言葉も「随分」の類義語になるでしょう。
「多い」、「少ない」などの程度においての表現として使われることになります。
「ある程度の値に達したなら、その時点でデータ取得する」というような言い回しになります。
この「ある程度」は、具体的な数値が記されないので、アナログ感覚の使い方のニュアンスがあります。
「随分」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、普段の活動の中でよく出てくる言葉だけに、今回のように改めて意味や使い方を見つめ直すことは、とてもいいことだど思います。
このようなことを繰り返すことで、何気なく使っている言葉への理解を深めていくことで、言葉の正しい使い方をマスターすることができます。
この「随分」もその1つであることは間違いないでしょう。