「一矢を報いる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「一矢を報いる」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「一矢を報いる」という言葉を使った例文や、「一矢を報いる」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「一矢を報いる」とは?
- 「一矢を報いる」を使った例文や短文など
- 「一矢を報いる」の類語や類義語・言い換え
「一矢を報いる」とは?
「一矢を報いる」という言葉を知っているでしょうか。
「敵に一矢を報いた」という経験があるかもしれません。
一方で、「一矢を報いる」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「一矢を報いる」という言葉の意味を紹介します。
- 「一矢を報いる」の読み方
- 「一矢を報いる」の意味
「一矢を報いる」の読み方
「一矢を報いる」は「いっしをむくいる」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に、「一矢を報いる」は「いっしをむくいる」と読みましょう。
「一矢を報いる」の意味
「一矢を報いる」という言葉の意味を紹介します。
「一矢を報いる」には、「敵の攻撃に対して一本の矢を射返す」という意味があります。
また「自分に向けられた批判や攻撃に、大勢は変えられないものの、わずかながらも反撃する」という意味があります。
「敵に一矢を報いる」という時は、敵との戦いに敗れるのは避けられそうにない者の、相手にも傷を負わせるような攻撃をするという意味があります。
このように、「一矢を報いる」という言葉には、「敵の攻撃に対して一本の矢を射返す」、「自分に向けられた批判や攻撃に、大勢は変えられないものの、わずかながらも反撃する」という意味があります。
「一矢を報いる」を使った例文や短文など
「一矢を報いる」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「一矢を報いる」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「一矢を報いる」を使った例文1
- 「一矢を報いる」を使った例文2
「一矢を報いる」を使った例文1
「大差で負けている試合の9回裏に、ホームランで『一矢を報いる』」
この例文は、野球の試合で勝敗がほとんどきまった最終回に、ホームランを放った場面になります。
このように大勢は変えられないものの、印象に残る反撃を見せた時、「一矢を報いる」と言います。
「一矢を報いる」を使った例文2
「不倫疑惑を問われている芸能人が、SNSでの発言で『一矢を報いる』」
この例文は、不倫疑惑を問われ、一斉に非難を浴びている芸能人の様子を文章にしたものです。
言われっぱなしではなく、SNSなどを利用して、自分を釈明するような発言をした時、「一矢を報いた」と言えるかもしれません。
「一矢を報いる」の類語や類義語・言い換え
「一矢を報いる」の類語や類似表現を紹介します。
「一矢を報いる」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「イタチの最後っ屁」【いたちのさいごっぺ】
- 「窮鼠猫を噛む」【きゅうそねこをかむ】
「イタチの最後っ屁」【いたちのさいごっぺ】
「イタチの最後っ屁」には、「追い詰められた人が、最後に見せる ささやかな抵抗」という意味があります。
イタチが窮した時に放屁するような、最後の抵抗を「イタチの最後っ屁」と言います。
「窮鼠猫を噛む」【きゅうそねこをかむ】
「窮鼠猫を噛む」には、「追い詰められたネズミは、猫に対して反撃することがある」という意味があります。
どんなに弱い存在でも、追い詰められたら、それなりに反撃するという意味があります。
「一矢を報いる」という言葉について見てきました。
敵の攻撃に対して矢を射返す様子を見た時、また自分に向けられた攻撃や非難に、大勢を変えられないと知りながら、反撃する時、「一矢を報いる」という言葉を使ってみましょう。