「他人行儀」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
他人と関わるとき、誰しも少なからず気を使ったり遠慮したりします。
しかし時には対応を意識しすぎた結果、「他人形」と言われることもあります。
しかしそもそも「他人行儀」とはどういう言葉なのか、紹介していきます。
目次
- 「他人行儀」とは?
- 「他人行儀」の表現の使い方
- 「他人行儀」を使った例文と意味を解釈
- 「他人行儀」の類語や類義語
「他人行儀」とは?
「他人行儀」という言葉は他人と関わるときのようなよそよそしい対応をすることを意味します。
ここでの他人は、自分と他者という解釈よりも、仲がまだ良くない・初対面といった関係性を意味します。
元々「行儀」という言葉は立ち振る舞い・所作などを意味しており、ここではコミュニケーションの場における「行儀」となります。
それが非常によそよそしい時の様子とされています。
- 「他人行儀」の読み方
「他人行儀」の読み方
「他人行儀」という言葉はそれぞれ「他人」「行儀」と分割されます。
そしてそれぞれ「たにん」「ぎょうぎ」と音読みでの読み方とされます。
「他人行儀」の表現の使い方
「他人行儀」という言葉の使い方として、多くは他者が取るコミュニケーションの際の立ち振る舞いの様子を表現する際に用いられます。
またそれも「まるで初対面の人との関わりのようだ」と指摘・注意するといった意味合いで用いられます。
しかし自身の取るコミュニケーションの取り方は自分で確認することは難しく、「他人行儀」と捉えていない人も多いです。
そのため不意に「接し方がなっていない」と言われたとマイナスなイメージを持たれかねないため注意も必要です。
「他人行儀」を使った例文と意味を解釈
「他人行儀」という言葉が適応する人は身近に多く、人との交流が多い人でも当てはまる場合もあります。
日常会話では実際にどのような使い方となる例を紹介します。
- 「他人行儀」を使った例文1
- 「他人行儀」を使った例文2
「他人行儀」を使った例文1
「あの人はいろんな人と積極的に関わろうとしている。だけどいつも他人行儀だからうまくいってないね」
ここではあの人とされる人物のコミュニケーションの取り方と問題を話しています。
人との関わりに積極的な良い面はあるが、それ以上に他人行儀な関わり方が多いため、うまく関係性を築けていればいないと話しています。
「他人行儀」を使った例文2
「僕はもっと友達を作りたいんだが初めの頃は緊張してどうしても他人行儀になってしまう。どうすればもっとラフに話せるんだろうか?」
この場合、自身のコミュニケーションの課題を相談しています。
友達をたくさん作りたいが他人行儀な接し方が邪魔をしてうまくいかないと悩んでおり、そのことを相談しています。
「他人行儀」の類語や類義語
「他人行儀」という言葉は日常的に使われる言葉ですが、時にはマイナスイメージに捉えられかねない言葉でもあります。
そのため別の言葉に置き換えて表現することも多く、どのような言葉があるか紹介します。
- 「遠慮がち」【えんりょがち】
- 「何食わぬ顔」【なにくわぬかお】
「遠慮がち」【えんりょがち】
「遠慮がち」という言葉は他者に対して遠慮をしてしまいやすいことを意味します。
遠慮は元々、相手への配慮の意味合いも含まれます。
しかしそれが頻繁・過剰になると「他人行儀」のような状態になってしまうため類語とされています。
「何食わぬ顔」【なにくわぬかお】
「何食わぬ顔」という言葉は自分に関係ないといった振る舞いや表情をすることを意味します。
そのため物事を自分に関わりがないこととして扱い行動するため、類語とされます。
「他人行儀」という言葉は様々な人に当てはまる言葉です。
しかし、深く仲を深める上では問題・課題となることもあります。
また使い方次第でトラブルにもなりかねないため注意が必要です。