「抜け目ない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「抜け目ない」という言葉を見聞きすることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「抜け目ない」とは?
- 「抜け目ない」の表現の使い方
- 「抜け目ない」を使った例文と意味を解釈
- 「抜け目ない」の類語や類義語
「抜け目ない」とは?
「抜け目ない」の概要について紹介します。
- 「抜け目ない」の読み方
- 「準備や確認を怠らないこと」の意味
- 「自分の利益になりそうなことを見逃さない」の意味
- 「抜け目ない」と「抜かりない」の違い
「抜け目ない」の読み方
「抜け目ない」は「ぬけめない」と読みます。
特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「準備や確認を怠らないこと」の意味
何か行動する時に、事前の準備や確認をしっかりとして、手落ちや不足がない様にします。
多少予想外のことが起きても対応できる様に用意しておくことを言います。
「自分の利益になりそうなことを見逃さない」の意味
常に注意深く周囲を観察していて、自分にとって利益になりそうなことがあれば、チャンスを逃さずすかさず行動します。
他の人が気付いた時には既に行動し終わっている様な性格のことで、普段「抜け目ない」と言えばこちらの意味になります。
「抜け目ない」と「抜かりない」の違い
「抜け目ない」と似た響きの言葉に「抜かりない」があります。
この2つは意味が違うので使分けられる様にしておきましょう。
「抜け目ない」は、「自分の利益になることは率先してやる」という意味です。
「抜かりない」は、「自分に与えられたことはきちんとこなす」という意味です。
2つの言葉の違いは「自分本位かどうか」という点です。
「抜け目ない」の表現の使い方
「抜け目ない」は、相手が素早く行動して有利な状態になった時に使われます。
つまり、「自分の利益になること」に対して一生懸命なので「ずる賢い」というニュアンスが含まれます。
人に対して「気配りができる」という意味のほめ言葉として使う人がいますが間違いです。
親しい間柄ならば冗談を交えながら相手をほめる意味にもなりますが、目上の人に対しては使わない様にしましょう。
「抜け目ない」を使った例文と意味を解釈
「抜け目ない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「抜け目ない」を使った例文1
- 「抜け目ない」を使った例文2
「抜け目ない」を使った例文1
「彼は抜け目なく既に2次募集に申し込んでいた」
人気のチケットの抽選に外れてしまいショックを受けたのですが、早くも2次募集があることを知り、申し込みを済ませていたので感心している様子です。
「抜け目ない」を使った例文2
「彼女は抜け目ない性格なので、海外旅行に出かけた時に心強い」
いつでもさっさと自分の都合のいい様に行動する女性がいます。
その女性と一緒に海外旅行に出かければ何かあっても付いて行けばいいので安心できると言っています。
「抜け目ない」の類語や類義語
「抜け目ない」の類語を紹介します。
- 「ちゃっかりしている」【ちゃっかりしている】
- 「あざとい」【あざとい】
「ちゃっかりしている」【ちゃっかりしている】
「自分が有利になる様に素早く行動すること」という意味です。
「あざとい」【あざとい】
「浅はかな人」「やり方がずるくて憎らしい」という意味があり、最近では後者の意味でよく使われます。
「抜け目ない」は「準備や確認を怠らないこと」「自分の利益になりそうなことを見逃さない」という意味があります。
いつの間にか行動をして得をしている人に対して使ってみましょう。