「難癖」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「難癖」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「難癖」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「難癖」とは?
- 「難癖」の表現の使い方
- 「難癖」を使った例文と意味を解釈
- 「難癖」の類語や類義語
「難癖」とは?
「難癖」というのはわざわざ見つけた非難すべき欠点という意味です。
相手の些細なミスや欠点などを大げさに取り上げ、責め立てた場合、「難癖をつける」と表現します。
誰でもミスはあるものですが、わざと取り立てて非難する必要のない程度のものもありますよね。
確かに目に見える粗であれば気になることもあるでしょう。
しかし、「難癖」というのは裏技探さなければわからないような欠点という意味であり、粗探しをしなければわからない欠点、という意味になります。
- 「難癖」の読み方
「難癖」の読み方
「難癖」という表現は「なんくせ」と読みます。
教養として覚えておきたい表現の1つです。
「難癖」の表現の使い方
「難癖」という表現は「難癖をつける」のように使われることがほとんどです。
ささいな欠点を見つけて大げさに咎めることを指しており、例えばクレーマー等はまさに「難癖をつける」という状態になります。
商品を購入した時、特にたいしたことないような欠点を取り立てて非難した場合、これは「難癖」と言えるでしょう。
「難癖」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「難癖」を使った例文1
- 「難癖」を使った例文2
「難癖」を使った例文1
「彼女はいつも商品に対して難癖をつけるから気をつけたほうがいい」
商品に対して「難癖をつける人」は、それが癖のようになっていて、何に対しても「難癖」をつけることがあります。
そのような人はクレーマーと呼ばれることも多く、企業から警戒されていることもあるかもしれませんね。
「難癖」を使った例文2
「子供には難癖をつけるような人になってほしくありません」
「難癖をつける」というのはことさら粗探しをしてその小さなミスを批判するという事ですが、自分の子供にはそのようになってほしくないと感じる人も多いのではないでしょうか。
確かにそのような人は存在しますが、だからといって自分の子供が人のミスをことさらに非難するようになったら悲しいですよね。
子供がそうならないようにするため、自分も子供の前で人の悪口などを言わないようにする必要があります。
「難癖」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「重箱の隅をつつく」【じゅうばこのすみをつつく】
- 「針小棒大の指摘」【しんしょうぼうだいのしてき】
「重箱の隅をつつく」【じゅうばこのすみをつつく】
「重箱の隅をつつく」、というのはどうでもいいような細かいことばかりを取り上げて口うるさくいう男という意味になります。
重箱というのは料理を詰める箱型の容器ですが、その角に残ったものを楊枝などでつついて食べるところからこの表現ができました。
余計なことばかりに神経を使う、という意味になります。
「針小棒大の指摘」【しんしょうぼうだいのしてき】
「針小棒大の指摘」というのは些細な部分を取り上げて人を非難すること、揚げ足取り、という意味になります。
「針小棒大」という言葉には些細な物事を大げさに誇張していうこと、針ほどの小さいものを棒ほどに大きくいう、という意味になります。
「難癖」をつけることがないような人間になりたいですね。
寛大さを持ちたいものです。