「押され気味」の意味とは?読み方や使い方・例文・類語まで詳しく解説!
「押され気味」は、色々なシチュエーションで使われます。
しかし、決していい意味はない言葉です。
目次
- 「押され気味」とは?
- 「押され気味」の表現の使い方
- 「押され気味」を使った例文と意味を解釈
- 「押され気味」の類語や類義語
「押され気味」とは?
「押され気味」とは、状況が悪い方に傾いているという意味で使います。
ゲームでもよく使われる言葉で、「戦況は少し押され気味といったところだ」のような使い方は、多人数でチームを組んでプレイするタイプのゲームではごく普通に聞く表現です。
同じような表現は、チームで戦うスポーツ競技でもよく使われます。
まだ両者ともに0点同士だったとしても、「押され気味に見える」、「明らかに押され気味だ」などと使うと、同点ながらも状況は決してよくないという意味になります。
- 「押され気味」の読み方
「押され気味」の読み方
「押され気味」は、「おされぎみ」と読んでください。
読み方についての注意点は特にありませんが、強いて言えば「気味」を「ぎみ」と濁るくらいです。
「気味」は、この言葉のように後ろに付けて1つの言葉として使う場合、ほとんどが濁った発音になります。
例えば、「疲れ気味」(つかれぎみ)や「食傷気味」(しょくしょうぎみ)といった使い方がそれに当たります。
「押され気味」の表現の使い方
「押され気味」という言葉は、実際にはそうでなくても、そう見える、そう感じるといった時にも使われます。
また、後から「この時は押され気味だった」のように、何かについて振り返って用いることも多いです。
その意味から、いいニュアンスはありませんが、まだそこまでは(状況が)悪くはなっていないといった意味でもある言葉です。
「押され気味」を使った例文と意味を解釈
「押され気味」を使った例文と、その意味の解釈です。
それほど悪い意味では使っていない例も挙げてみます。
- 「押され気味」を使った例文1
- 「押され気味」を使った例文2
「押され気味」を使った例文1
「完全に押され気味だったが、よく0点のまま凌いだものだ」
押され気味であっても、失点までは許さなかったと使っている例です。
悪い意味どころか、そのような状況をよく凌いだと褒めていると考えて構わない使い方です。
「押され気味」を使った例文2
「売り上げでは、あの会社の製品に押され気味だ」
「押され気味」は、こういった形でビジネスでも使われます。
売り上げや販売数、またはシェアが押され気味のようにも用いられます。
「押され気味」の類語や類義語
「押され気味」と似た意味で使える言葉です。
こちらもよく見聞きするでしょう。
- 「分が悪い」【ぶがわるい】
「分が悪い」【ぶがわるい】
五分(ごぶ)の状況より押されているという意味で使います。
「どうも押され気味だ」は、「どうも分が悪い」と言い換えても同じ意味です。
言葉としての解釈もほとんど同じで、押されてはいても、そこまで悪くはなっていないというニュアンスまで一緒です。
誰がどう見ても状況が悪く、この「押され気味」だと表現されても、まだ挽回や逆転の余地はあると考えていいでしょう。
それが全くないほど悪い状況になっている場合には、使うべきではない言葉だからです。