「因循」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「因循」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「因循」という言葉を使った例文や、「因循」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「因循」とは?
- 「因循」を使った例文や短文など
- 「因循」の類語や類義語・言い換え
「因循」とは?
「因循」という言葉を知っているでしょうか。
「彼は因循な性格だ」などという使い方をしたことがあるかもしれません。
一方で、「因循」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「因循」という言葉の意味を紹介します。
- 「因循」の読み方
- 「因循」の意味
「因循」の読み方
「因循」は「いんじゅん」と読みます。
少し読み方が難しいため、読み間違えないようにしましょう。
これを機会に、「因循」は「いんじゅん」と読みましょう。
「因循」の意味
「因循」という言葉の意味を紹介します。
「因循」には、「古い習慣や方法に従うばかりで、それを全く変えようとしないこと」という意味があります。
「因循な家庭で育った」という時は、古い慣習に従うだけで、それを改めようとしない家庭で育ったという意味があります。
また「因循」には「思い切りが悪く、ぐずぐずしていること」という意味があります。
そのため「彼は因循な性格だ」という時は、「彼は思い切りが悪く、ぐずぐずした性格だ」という意味になります。
「因循」を使った例文や短文など
次に「因循」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「因循」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「因循」を使った例文1
- 「因循」を使った例文2
「因循」を使った例文1
「『因循』な方法で、その場をやり過ごそうとする」
この例文は、昔からのやり方を用いて、その場をやり過ごそう、しのごうとしているという様子になります。
政治などを見ていると、古くて悪い習慣に支配されている場面がありますが、そのような方法を使ってその場しのぎをする時、「因循な方法」などと呼ばれます。
「因循」を使った例文2
「てっきり『因循』な考えの持ち主だろうと思っていた」
この例文に登場する人は、古い習慣に従うだけの人だと、周囲の人に思われていたようです。
実際は進歩的で、新しい方法を試せるタイプの人なのかもしれません。
「因循」の類語や類義語・言い換え
続いて「因循」の類語や類似表現を紹介します。
「因循」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「保守」【ほしゅ】
- 「付け焼刃」【つけやきば】
「保守」【ほしゅ】
「保守」には「今までの状態、考え方、習慣などを根本から変えようとはしない態度のこと」という意味があります。
「保守的な考え」「保守的な態度」などの使い方をします。
「付け焼刃」【つけやきば】
「付け焼刃」には、「一時の間に合わせに、にわかに身に付けた知識や技術」という意味があります。
「付け焼刃の知識」「付け焼刃のやり方」などの使い方をします。
「因循」という言葉について見てきました。
昔からの方法を守るだけで、新しい方法を試そうともしない人を見た時、「因循」という言葉を使ってみましょう。