「毎々」とは?意味や使い方!例文や解釈
ビジネスで「毎々」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文などについて紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「毎々」とは?
- 「毎々」の表現の使い方
- 「毎々」を使った言葉と意味毎々を解釈
- 「毎々」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「毎々」の反対語
- 「毎々」の類語や類義語・言い換え
- 「毎々」の英語と解釈
「毎々」とは?
「毎々」の概要について紹介します。
- 「毎々」の読み方
- 「毎々」の意味
- 「毎々」の漢字の成り立ち
- 「毎々」と「ことごとく」の違い
「毎々」の読み方
「毎々」は「まいまい」と読みます。
人によっては「つねづね」と読むこともありますが、正しくは「まいまい」です。
「毎々」の意味
毎々の意味は「いつも」「毎回」「その度ごとに」です。
そのものごとに付随して「いつもその様である状態」のことを言います。
回数が決まっているものではなく、日常的な流れの中にある状態や行動を表す言葉です。
「毎々」の漢字の成り立ち
「毎々」の「毎」は音読みでは「まい」、訓読みでは「ごと・つね・むさぼる」と読みます。
その為に「毎々」を「つねづね」と読む人もいるのです。
意味は読み方そのままで、「そのたびごとに」「つねに」「むさぼる」「もとめる」です。
「々」は「踊り字」と呼ばれる記号で、漢字でなく読み方はありません。
同じ言葉を繰り返す時に使われ、ネットスラングでは「ノマ」と呼ばれています。
「毎々」と「ことごとく」の違い
「毎々」と似た意味の言葉に「ことごとく」がありますが、この2つは意味が違います。
「毎々」は「いつも」という意味ですが、これは回数を限定しているものではなく、「普段その様な傾向にある」というニュアンスです。
「ことごとく」は「悉く」と書き、意味は「全て」「何もかも」という意味で、そのものごと全体を表す言葉です。
この2つの違いは「その様な傾向にあるか、ものごと全てが当てはまるのか」という点です。
「毎々」の表現の使い方
「毎々」の表現の使い方について紹介します。
- ビジネスで使える
- 日常でも使える
- 若い人には使わない方がいい
ビジネスで使える
「毎々」はビジネスシーンでよく使われる言葉です。
社外の人や目上の人に手紙やメールを送る時に、冒頭のあいさつ文の書き出しに「毎々~」を使います。
相手に対する日頃の感謝と尊敬の気持ちを表す言葉です。
日常でも使える
「毎々」は日常会話でも使えます。
「いつも起きること」「毎回そうなること」に対して「毎々~だ」と言います。
相手が自分よりも年上の時に使うと好印象を与えるでしょう。
若い人には使わない方がいい
若い人に「毎々」と言うと「まいまい=かたつむり」と誤解される可能性が高くなります。
女性の相性として良く使われる言葉ですので、勘違いされない様に「いつも」と言い換えた方が良いでしょう。
「毎々」を使った言葉と意味毎々を解釈
「毎々」を使った言葉と解釈を紹介します。
- 「毎々お世話になっております」
- 「毎々格別のお引立て」
- 「毎々のことながら」
「毎々お世話になっております」
ビジネス文書の冒頭としてよく使われる表現です。
「いつも取引頂いてありがとうございます」「いつも関係をつないで頂いてありがとうございます」という意味で、相手への感謝の気持ちが含まれています。
「毎々格別のお引立て」
こちらもビジネス文書の冒頭に使われる表現です。
「何かあるごとに特別に目をかけてくれていることへの感謝の気持ち」を伝えます。
「毎々のことながら」
「いつもながら」という意味で、日常会話にも使える言葉です。
「毎々のことながら素晴らしい講演でした」などと、少し硬いシーンに使えます。
「毎々」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「毎々」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「毎々」を使った例文1
- 「毎々」を使った例文2
「毎々」を使った例文1
「毎々ご協力頂きありがとうございます」
何か活動する時に、いつも支援してくれる人への感謝の気持ちを伝えています。
「毎々」を使った例文2
「毎々のことで恐縮ですが、宜しくお願い申し上げます」
定期的に何らかのお願いごとをしている相手に対して再度以来する時の表現です。
「毎々」の反対語
「毎々」の対義語を紹介します。
- 「滅多に」【めったに】
- 「ろくすっぽ」【ろくすっぽ】
「滅多に」【めったに】
「頻度が極めて少ない様子」という意味です。
「ろくすっぽ」【ろくすっぽ】
「ものごとが不十分な様子」という意味です。
「毎々」の類語や類義語・言い換え
「毎々」の類語を紹介します。
- 「平素より」【へいそより】
- 「日頃より」【ひごろより】
- 「毎度」【まいど】
「平素より」【へいそより】
ビジネス文書で「毎々」の言い換えとして使われます。
以前から現在までの相手との関係において「いつも」を意味する言葉です。
「日頃より」【ひごろより】
「普段から」「いつも」という意味で、こちらもビジネス文書に使われます。
「日頃よりご理解ご協力を賜り」などとして使われます。
「毎度」【まいど】
「同じことが何度も繰り返される様子」という意味です。
「毎々」の英語と解釈
「毎々」の英語表現を紹介します。
- “I feel so happy every time I see her.”
- “I feel so happy whenever I see her.”
“I feel so happy every time I see her.”
「毎々彼女に会う度に幸せを感じる」です。
“every time”で「~する度に=毎々」という意味です。
“I feel so happy whenever I see her.”
こちらも「毎々彼女に会う度に幸せに感じる」です。
“whenever”は「~する時はいつも=毎々」という意味があります。
“never”がついていますが否定の意味はなく、日本人にも使い易いでしょう。
「毎々」は「いつも」「毎回」「その度ごとに」という意味があります。
ビジネスシーンで使える様にしておきましょう。