「醸し出す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「醸し出す」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「醸し出す」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「醸し出す」とは?
- 「醸し出す」の表現の使い方
- 「醸し出す」を使った例文と意味を解釈
- 「醸し出す」の類語や類義語
「醸し出す」とは?
「醸し出す」というのは気分や雰囲気などを作り出すという意味です。
例えば「楽しい雰囲気を醸し出す人」などと使われます。
自分の周りを見てみると、周りを笑わせてくれる人や周りを不愉快にさせる人など、様々な人がいますよね。
それらは全てそのような雰囲気を「醸し出している」といえます。
例えばみんなを笑わせるような雰囲気作りが得意だという人は、そのような雰囲気を「醸し出す」ということになるのです。
- 「醸し出す」の読み方
「醸し出す」の読み方
「醸し出す」という表現は「かもしだす」と読みます。
知っていなければ読めない表現かもしれませんので、これを機にぜひ覚えておきましょう。
「醸し出す」の表現の使い方
「醸し出す」という表現は雰囲気や空気を作り出すという意味で使われます。
例えば、周りを和ませ、楽しい雰囲気にすることが得意だという人は「周りを和ませる雰囲気を醸し出している」などと表現できますね。
また、そこにいるだけで周りが暗くなってしまうような雰囲気を「醸し出す」人もいるかもしれません。
「醸し出す」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「醸し出す」を使った例文1
- 「醸し出す」を使った例文2
「醸し出す」を使った例文1
「新しい上司は常に明るい雰囲気を醸し出していてありがたいです」
職場は直接の上司の考え方によって雰囲気が変わりますよね。
もしも前向きで常に明るく、チームワークを重視して仕事をしようとする考えの持ち主であれば、職場の雰囲気も明るくなるかもしれません。
逆に個人プレーを重視し、競争心をあらわにする上司の場合、職場の雰囲気もピリピリした空気になってしまうかもしれません。
それらはその上司がその雰囲気を醸し出していると言えるのです。
「醸し出す」を使った例文2
「先日の合コンでは、1人の女性が異様な雰囲気を醸し出していました」
合コンに行くと様々な人に会えると考えている人も多いのではないでしょうか。
場を和ませ、楽しくしてくれる人もいれば、なんだか周りに気を使わせてしまうような人もいるかもしれません。
特に独特な雰囲気を持ち合わせていたり、異様な雰囲気を醸し出していたりすると、近づきにくいと思われてしまう可能性もあります。
「醸し出す」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介します。
- 「漂わせる」【ただよわせる】
- 「放つ」【はなつ】
「漂わせる」【ただよわせる】
「漂わせる」というのはその人やものが起点となり、液体や気体、雰囲気などを発生させる、拡散させる、ということです。
「漂う」という表現が元になっています。
「放つ」【はなつ】
「放つ」というのは閉じ込められたり束縛されたりしたものを自由に動けるようにしてやる、という意味もありますが、それ以外にも外に向かって光や匂い、声などを出す、という意味があります。
例えば「悪臭を放つ」などと表現します。
「醸し出す」という表現は日常的に聞く言葉では無いかもしれませんが、ぜひ覚えておきたい表現の1つです。
明るい雰囲気を「醸し出す」人になりたいですね。