「折衷案を出す」の意味とは!類語や概要
この「折衷案を出す」ことは、色々な場面で大切になります。
もちろんビジネスにおいても頻繁に使われる言葉です。
目次
- 「折衷案を出す」とは?
- 「折衷案を出す」の表現の使い方
- 「折衷案を出す」を使った例文と意味を解釈
- 「折衷案を出す」の類語や類義語
「折衷案を出す」とは?
「折衷案を出す」とは、お互いの意見や主張が噛み合わない時に、その間となる案を出すことです。
真っ向から意見などがぶつかっていたとしても、どちらも(多少は譲ることで)納得するように考える必要があります。
そうでないと、出したところで採用されることはないでしょう。
その為、簡単に出せるものではなく、充分にお互いの意見や主張を考慮した上での提案が求められます。
その為、第三者から出されることもあります。
- 「折衷案を出す」の読み方
「折衷案を出す」の読み方
「折衷案を出す」は、「せっちゅうあんをだす」と読んでください。
「折衷」には、お互いのいい部分を合わせるという意味があり、そのような案こそが「折衷案」になります。
この「折衷」は、あまり見聞きしない言葉ですが、「和洋折衷」(わようせっちゅう)という四字熟語があります。
意味は、和と洋のいい所を合わせる(合わせたもの)となり、アーティスティックな作品や、楽曲などによく使われる表現です。
「折衷案を出す」の表現の使い方
「折衷案を出す」ことは、そう簡単でもありません。
それは、両者にとっていい部分(主張したい点)が含まれていないとそうとはならず、例えそのような案が出されたとしても、どちらかが納得しなければ(いい部分こそあるものの、物足りないなどの理由から)、採用には至りません。
ですが、それは細かい意見や主張が対立している両者の場合で、単なる価格交渉の際などは、結構簡単にこの「折衷案」が出るものです。
「折衷案を出す」を使った例文と意味を解釈
「折衷案を出す」を使った例文と、その意味の解釈です。
簡単に出たという例も挙げていきます。
- 「折衷案を出す」を使った例文1
- 「折衷案を出す」を使った例文2
「折衷案を出す」を使った例文1
「これだけ意見が食い違うと、折衷案を出すのは簡単なことではない」
意見や主張が大きくぶつかっている為、その両者が納得する案は簡単には出せそうにないと使っています。
「折衷案を出す」を使った例文2
「価格については、うまく間をとった折衷案を出すことができた」
片方がロット単位で2000円、もう片方が1500円だと主張したような場合に、間をとって1750円にするなどといった折衷案が出せた例になります。
先にも書きましたが、価格だけが問題であれば、折衷案は簡単に出せるものです。
「折衷案を出す」の類語や類義語
「折衷案を出す」と似た意味で使える言葉です。
若干意味が異なりますが、大筋は一緒だと考えていいでしょう。
- 「妥協点を探す」【だきょうてんをさがす】
「妥協点を探す」【だきょうてんをさがす】
お互いにそこまでなら妥協できるという部分を模索することです。
この「妥協点」は、「折衷案」とよく似た表現ですが、必ずしも「いい部分」が含まれるとは限らないのが違いになります。
「折衷案を出す」ことは、そう簡単ではありません。
場合によってはそれが出せるまで、時間を掛けて徹底的に話し合いが行われることもあるほどです。