「青息吐息」の意味とは!類語や概要
皆さんは「青息吐息」という言葉を色々な場面で聞いたことがあるかもしれません。
この言葉は普段の会話の中では、そんなに頻繁に聞くことが少なく、歌詞の中の一文や小説の一節として目にするくらいかもしれません。
しかし、日常会話の中で使うのであれば、どのような活用法があるか、言葉の意味も踏まえながら考察していきたいと思います。
目次
- 「青息吐息」とは?
- 「青息吐息」の具体例や表現の使い方
- 「青息吐息」を使った例文と意味を解釈
- 「青息吐息」の類語や類義語
「青息吐息」とは?
「青息吐息」とは、「心配などから、気持ちが落ち込んでいき弱くなって吐くため息」、「そのような気持ちからため息をつくような状態」という意味を持っている表現です。
- 「青息吐息」の読み方
「青息吐息」の読み方
「青息吐息」は「あおいきといき」という読み化をしますが、そんなに難しい発音をするわけではないので、忘れないようにここできちんと押さえておくことにしましょう。
「青息吐息」の具体例や表現の使い方
「青息吐息」は、「非常に困った時やすごく苦しく困った時に発してしまう元気のないため息」という意味になることから、大きな心労や苦労が重なった時など、心身ともに非常に疲れ果てて、苦しそうになる時に使われることになります。
「青息吐息」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「青息吐息」を使った例文を使いながら、どのような活用シーンがあるかを見ていくことにしましょう。
- 「青息吐息」を使った例文1
- 「青息吐息」を使った例文2
「青息吐息」を使った例文1
「ただでさえノルマ達成することが難しい販売計画なのに、ここでさらに景気が悪くなるので、もう青息吐息だ」
営業の仕事をしていると、販売計画を達成するために毎日奮闘することになるでしょう。
販売計画というノルマもあることから、非常に苦しい毎日が続くのですが、それでも周りの環境が悪くなってくると、もう自分だけではどうしようもなく「青息吐息」が出てしまうことになるでしょう。
「青息吐息」を使った例文2
「これが新参企業の宿命なのか、常に青息吐息の状態が続いていますが、この悪循環から必ず脱出してみせる」
ビジネス業界では毎年、数々の新しい企業が誕生していますが、生まれては消えと会社を存続させることは非常に難しいのが実態です。
この例文でも、企業を経営している人の言葉かもしれませんが、おそらく経営を軌道に乗せることに大変苦労されているのでしょう。
しかし、決意を新たに頑張ろうのされているさまがあります。
「青息吐息」の類語や類義語
「青息吐息」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような類義語があるかを見ていくことにします。
- 「意気消沈」【いきしょうちん】
- 「四苦八苦」【しくはっく】
「意気消沈」【いきしょうちん】
「意気消沈」が「青色吐息」の類義語として挙げることができ、「元気がなくなってしまうこと」、「ひどくしょげること」という意味で使われています。
「四苦八苦」【しくはっく】
「四苦八苦」という言葉もありますが、この言葉は人の苦しみの原因を表現した言葉で、「生れること」、「老いること」、「病気をすること」、「死ぬこと」を「四苦」と表現し、これに加えて「愛する者と別離」「怨む者に会う苦しみ」、「欲しいものが入らない苦しみ」、「精神的から苦しみ」4つの苦しみを加えて「八苦」と表現しています。
「青息吐息」の意味や使い方を紹介してきましたが、ご理解頂くことができたでしょうか?
普段の生活の中でも、この言葉が当てはまる場面が色々とあるので、実際に使ってみてください。