「不器用」とは?意味や使い方!例文や解釈
「不器用」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「不器用」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「不器用」とは?
- 「不器用」の表現の使い方
- 「不器用」を使った言葉と意味を解釈
- 「不器用」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「不器用」の反対語
- 「不器用」の類語や類義語・言い換え
- 「不器用」の英語と解釈
「不器用」とは?
「不器用」とは「手先ですることが、下手であること、物事の処理の仕方が下手であること、要領が悪いこと」といった意味で使う言葉です。
- 「不器用」の読み方
「不器用」の読み方
「不器用」と書いて「ぶきよう」と読みます。
「不器用」の表現の使い方
「不器用」とは、器用でないという意味で、手先を使ってすることが下手なことを言ったり、物事の処理が下手、要領が悪いこと、またそのような人のことを「不器用」と言うのです。
「不器用なので皮むきは苦手」「編み物は不器用なのでしたくない」という使い方は手先ですることが下手という意味です。
一方で「不器用だから、お世辞の一つも言えない」と言えば、それは要領が悪いという意味合いのことです。
「不器用」を使った言葉と意味を解釈
「不器用」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「不器用な手つき」
- 「不器用な生き方」
- 「不器用な人」
「不器用な手つき」
「不器用な手つき」とはよく使われる言い方ですが、これは手先が下手である、上手く作れない、慣れていないといった手つきの時に使います。
「不器用な手つきで一生懸命作っている」「不器用な手つきが危なっかしい」「今は不器用な手つきだが才能はあるので今後伸びると見た」という風に使います。
「不器用な生き方」
「不器用」とは要領が悪いという意味合いもあります。
つまり「不器用な生き方」とは要領が悪い、損をしている、上手くないやり方といった意味で使う言い方なのです。
「こんな不器用な生き方しかできないんです」「不器用な生き方ゆえに、出世できず定年退職したが、本人としては満足である」「不器用な生き方だが、正直なのがいい」などと使います。
「不器用な人」
「不器用な人」という言い回しはよく使います。
意味合いとしては二通りあります。
一つは、手先が器用でない、何か手先を使う作業の時に下手であるといった人のことを言う場合です。
もう一つは、生き方であったり、人への接し方、人間関係においての要領が悪い人のことです。
「こんな簡単なたたみ方ができないなんて、不器用な人ね」とは手先のことです。
「それは黙っていればいいのに、自分から言ってしまうなんて不器用な人だなあ」「愛想笑いもできないなんて、不器用な人だわ」とは性格的な要領の悪さを言っているのです。
「不器用」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「不器用」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「不器用」を使った例文1
- 「不器用」を使った例文2
「不器用」を使った例文1
「洋裁とか編み物は、私は不器用だから嫌いなのよ」
手芸や料理といった手先を使うことが苦手なこと、下手なことを「不器用」という一言で言い表すことができます。
「不器用」を使った例文2
「僕は不器用だから、営業には向いていないし、他の人みたいに上手くやっていけない」
「不器用」とは要領が悪い、物事の処理が下手という意味合いもあります。
人を見て、自分はどうすればいいのかすぐに察しがつく人は「器用な人」「要領がいい人」であり世渡り上手と言われます。
一方で、人付き合いが苦手、察しが悪い、処理が下手となりますと「不器用」と言われ要領が悪い人として認識されてしまいます。
「不器用」の反対語
「不器用」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「器用」【きよう】
- 「手練手管」【てれんてくだ】
「器用」【きよう】
「器用」とは細かい仕事が上手にできる人、何事も上手くやれる人、要領良く立ち回ることができる人、得をするのが上手な人のことを言います。
「何でも器用にこなせる人」「手先が非常に器用である」などと使います。
「手練手管」【てれんてくだ】
「手練」とは人を思うままに操ること、騙す技といった意味です。
要領が非常にいい人のことを「彼の手練手管に、あの甘い上司なんかころっと騙されているんだから」「契約を取り付ける為に、手練手管の限りを尽くした」などと使います。
「不器用」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「不器用」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「拙い」【つたない】
- 「下手」【へた】
- 「感情表現が下手」【かんじょうひょうげんがへた】
「拙い」【つたない】
「拙い」とは、物事が巧みではないこと、技術が未熟である、下手であるといった意味合いと、運が悪いという意味もあります。
「拙い手つきで、頑張っている」「拙い文章だが、心は伝わってきた」「武運拙く、あっけなく討ち死に」などと使います。
「下手」【へた】
「下手」とは「不器用」をごく簡単に言った言葉です。
「字が下手」「絵が下手」「下手なわりに好きでたまらない」などと使います。
「感情表現が下手」【かんじょうひょうげんがへた】
「不器用」とは人間関係においての要領が悪いことも言います。
それは言い換えるならば「感情表現が下手」ということになります。
喜んだり、悲しんだりといった心の気持ちを表すことが下手なのです。
ですから気持ちが相手に伝わりにくいということになります。
「いい人だけど、感情表現が下手だから誤解されやすいのよ」などと使います。
「不器用」の英語と解釈
「不器用」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“awkward”、“clumsy”という単語を使います。
例文は“a clumsy boxer”(不器用なボクサー)、“He is a very clumsy person”(彼はとても不器用だ)となります。
いかがでしたでしょうか。
「不器用」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「不器用」とは器用ではないことで、手先ですること、物事の処理が下手、要領が悪いという意味合いで使われます。
それでは言葉の意味を正しく理解して、使いこなしていきましょう。