「軽微」とは？意味や使い方！例文や解釈

「軽微」とは?

「軽微」という表現は、「被害・損害などの程度が予想よりも軽くてわずかであるさま」を意味しています。

「軽微」というのは、「物事や事象の程度がわずかであること・少しであること」を意味している表現なのです。

また「軽微」の言葉は、「ダメージや被害(損失)が大したことないさま」という意味も持っています。

• 「軽微」の読み方

「軽微」の読み方

「軽微」の読み方は、「けいび」になります。

「軽微」の表現の使い方

「軽微」の表現の使い方は、「事故・事件・災害などが起こって、その被害・損失の程度(規模)が想定より小さくてわずかである場合」に使うという使い方になります。

「軽微」というのは、「物事の程度が小さくて大したことないと感じられる時」に使うことができる表現なのです。

例えば、「追突事故に遭遇して後ろからぶつけられましたが、車体の損傷と私の怪我は軽微なもので済みました」といった文章で使えます。

「軽微」を使った言葉と意味を解釈

「軽微」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「軽微な被害」【けいびなひがい】
• 「軽微な損失」【けいびなそんしつ】
• 「軽微な変更」【けいびなへんこう】

「軽微な被害」【けいびなひがい】

「軽微な被害」の表現は、「想定よりもわずかな被害・大したことのない小さな被害」を意味しています。

例えば、「車と自転車が勢いよく衝突したように見えましたが、見かけよりは軽微な被害で済んでほっとしました」といった文章で使われます。

「軽微な損失」【けいびなそんしつ】

「軽微な損失」の言葉は、「損失の規模・金額が、想定よりも小さくてわずかなこと」を意味しています。

例えば、「先日、米国の株価が大暴落しましたが、直前に保有株を現金化していたので、軽微な損失で済みました」といった文章で使用できます。

「軽微な変更」【けいびなへんこう】

「軽微な変更」の表現は、「ほんの小さな変更」や「本質的な内容は変えずに、一部をわずかに変えること」を意味しています。

例えば、「軽微な変更ですので、契約書はこのままで修正する部分に印鑑だけを押して頂ければ大丈夫です」といった文章で使われます。

「軽微」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「軽微」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「軽微」を使った例文1
• 「軽微」を使った例文2

「軽微」を使った例文1

「大雨で近くの川が氾濫しましたが、自宅は高台に位置していたおかげで、玄関周りの軽微な被害で済みました」

この「軽微」を使った例文は、「大雨で近くの川が氾濫したが、自宅は高台に位置していたおかげで、玄関周りのそれほどひどくないわずかな被害で済んだ」ということを意味しています。

「軽微」を使った例文2

「全体の利益に照らして軽微な損失に過ぎないとはいっても、あなたの経営責任が問われることになるでしょう」

この「軽微」を使った例文は、「全体の利益に照らせば、金額ではわずかな(小さな)損失に過ぎないとはいっても、あなたの経営責任が問われることになるだろう」ということを意味しています。

「軽微」の反対語

「軽微」の反対語を紹介して、その意味を説明していきます。

• 「甚大」【じんだい】

「甚大」【じんだい】

「軽微」の反対語には、「甚大」があります。

「甚大」という表現は、「事件事故などの被害・損失がはなはだしく大きいこと、ひどいこと」を意味しています。

また「甚大」というのは、「物事の程度が非常に大きいさま」を意味する表現です。

その意味から、「被害・損害などの程度が想定より軽くてわずかなさま」を示す「軽微」とは反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「甚大」を指摘できるのです。

「軽微」の類語や類義語・言い換え

「軽微」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

• 「些細・わずか」
• 「取るに足りない・大したことない」
• 「幾らか・小さい」

「些細・わずか」

「軽微」の類義語・言い換えとして、「些細・わずか」があります。

「軽微」という表現は、「被害・損失などの程度がわずかで小さいこと」を意味しています。

「些細」という表現は、「ほんのわずかであるさま・取るに足らないこと」を意味しています。

それらの意味合いから、「軽微」と近い同じような意味を持つ類義語(シソーラス)として、「些細・わずか」という表現を上げられるのです。

「取るに足りない・大したことない」

「軽微」の類語・言い換えには、「取るに足りない・大したことない」があります。

「軽微」という表現は、「程度・影響が小さくて取るに足りないこと」や「物事の程度が小さくて大したことないこと」を意味しています。

その意味合いから、「軽微」の表現は「取るに足りない・大したことない」という表現に言い換えることが可能なのです。

「幾らか・小さい」

「軽微」の類義語・言い換えとして、「幾らか・小さい」があります。

「軽微」という表現は、「大したことのない量ではあるが幾らかの量があること」や「事件事故の被害などの程度が小さくて軽いこと」を意味しています。

それらの意味から、「軽微」と良く似た意味を持つ類義語として、「幾らか・小さい」の表現を指摘できるのです。

「軽微」の英語と解釈

「軽微」という言葉を英語で書き表すと、以下のようになります。

“slight”(軽い・薄い・わずかな・軽微な)

“minor”(程度が小さい・大したことがない・軽微な)

“minimal”(障害や怪我などの程度が軽い・軽微な)

• “Damage to agriculture of typhoons was slight(minimal)”
• “He had a minimal disturbance about brain-function.”

“Damage to agriculture of typhoons was slight(minimal)”

「軽微」の言葉を使ったこの英語の例文は、「台風の農業に対する被害は軽微でした」ということを意味しています。

“He had a minimal disturbance about brain-function.”

この英語の例文は、「彼は脳機能に軽微な障害を持っていました」を意味しています。