「空想」とは?意味や使い方!例文や解釈
「空想」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「空想」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「空想」とは?
- 「空想」の表現の使い方
- 「空想」を使った言葉と意味を解釈
- 「空想」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「空想」の反対語
- 「空想」の類語や類義語・言い換え
- 「空想」の英語と解釈
「空想」とは?
「空想」とは現実にはないであろうことを、頭の中で想像することを言います。
- 「空想」の読み方
「空想」の読み方
「空想」と書いて「くうそう」と読みます。
「空想」の表現の使い方
「空想」とは現実にはありそうもないことを、頭の中で思い描くことを言いますので「夢がある想像」という比較的良い意味合いで使われます。
ちなみに、悪い意味合いの想像であれば「妄想」などと言われます。
「未来の生活を、空想するのもいいものだね」「あの子はまた空想にふけっている」などと使います。
「空想」を使った言葉と意味を解釈
「空想」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「空想癖」
- 「空想力で補う」
- 「空想科学小説」
「空想癖」
「空想癖」とは現実とは違うことを、頭の中で色々と考える癖のことで、そのような癖がある人のことを「空想癖がある人」とか「空想癖が強すぎる」などと言うのです。
「空想癖」と妄想癖の違いは何かと言いますと、「空想癖」の場合はファンタジー、作りものの世界であると本人が自覚を持っているところです。
妄想癖の場合は自分の作り上げた想像が事実であると信じてしまうことで、周りを巻き込んでしまうこともあり、そういった意味では怖さもあります。
「空想力で補う」
「空想力」とは「空想」する力量のことです。
「空想」することができない人、超現実的な人などは「空想力で補う」ということは基本的にはできないでしょう。
現実に満足できない、物足りないといった時に自分の「空想」で足す、十分な状態にするという意味です。
「粗末な食事だが、空想力で補えば、ご馳走に思えてくるよ」「素っ気ない服だが、素敵なドレスだと空想力で補うことにする」などと使います。
「空想科学小説」
「空想科学小説」とは「サイエンスフィクション」のことで、SF小説のことです。
「空想科学小説は実際にはあり得ないけど面白いから好き」などと使います。
「空想」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「空想」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「空想」を使った例文1
- 「空想」を使った例文2
「空想」を使った例文1
「現実を考えると暗くなるから、思い切り夢の世界を空想するのさ」
「空想」とは現実にはありそうもないこと、夢のようなことをあれこれと頭の中で思い描くことです。
もちろん、本人もそれは現実ではないと自覚ができていることを言います。
現実が暗い時は、そればかり考えてもさらに暗くなります。
「空想」で気を紛らせるということも必要でしょう。
「空想」を使った例文2
「彼女はこの小説を自身の空想力だけで作り上げたんだよ」
小説というのは、作者の実体験などいくらか材料として入っていることも多いのですが、全てにおいて、頭の中だけで考えて作り上げる人もいます。
そのような場合は「空想力だけで作り上げた」と言うのです。
「空想」の反対語
「空想」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「現実」【げんじつ】
- 「実状」【じつじょう】
「現実」【げんじつ】
「現実」とは現に今、存在し活動するもの、夢ではないものを言います。
「現実的に考える」「現実を見る」「現実にあったこと」などと使います。
「実状」【じつじょう】
「実状」とは実際のありのままのことで、本当の事情、姿のことです。
「色々盛っているが、実状は悲惨だったようだ」「綺麗に見せているが実状は汚かった」などと使います。
「空想」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「空想」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「夢想」【むそう】
- 「夢物語」【ゆめものがたり】
- 「絵空事」【えそらごと】
- 「甘美な夢」【かんびなゆめ】
- 「想像」【そうぞう】
「夢想」【むそう】
「夢想」とは夢のようなことを、思い浮かべることを言います。
「彼女との甘い生活を夢想する」という風に使います。
「夢物語」【ゆめものがたり】
「夢物語」とはとりとめのない話、はかない話のことです。
現実味のない話といった意味合いも含みますので「それはあんたの夢物語」「そんなくだらない夢物語につき合っている暇はない」と、わりときつい言い方になることもあります。
「絵空事」【えそらごと】
「絵空事」とは実際にありもしないこと、大げさなことを言います。
「絵空事を並べるのはいい加減にしろ」「彼の絵空事には呆れる」などと言います。
「甘美な夢」【かんびなゆめ】
「甘美な夢」とはうっとりと、快くて楽しい夢のことを言います。
「甘美な夢を語るうちに、現実のことと勘違いしてしまったのだ」「それは甘美な夢であるとわかってはいました」などと使います。
「想像」【そうぞう】
「想像」とは頭の中に思い描くこと、現実にはありえないことを思ったりすることを言います。
「想像していた通りだった」「何よ、想像するぐらい、いいでしょう」「あなたの考えていることぐらい、私には想像がつくのよ」がなどと使います。
「想像」という言葉はよく使われる言葉でもあります。
「空想」の英語と解釈
「空想」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語ではいくつかの単語があります。
“fancy”(気まぐれな空想)、“fantasy”(現実離れした空想)、“a daydream”(夢見るような)、“imagination”(想像)などがありますので「空想」の意味合いに応じて、選ぶといいでしょう。
例文をいくつか紹介していきます。
“be lost in a daydream”(空想にひたる)、“That's a mere fancy”(それは単なる空想)、“It was all in his imagination”(それはすべて、彼の空想だった)となります。
いかがでしたでしょうか。
「空想」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「空想」とは現実にはありそうもないことを、頭の中で色々と想像するという意味です。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。