「四方八方」の意味とは!類語や言い換え
「四方八方」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「四方八方」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「四方八方」とは?
- 「四方八方」の表現の使い方
- 「四方八方」を使った例文と意味を解釈
- 「四方八方」の類語や類義語・言い換え
「四方八方」とは?
「四方八方」というのはあらゆる方角、あらゆる方向、という意味になります。
例えば、あらゆる方向を山で囲まれている場合、「四方八方が山で囲まれている」と表現できます。
「四方」という表現には4つの方角、つまり東西南北という意味があり、「八方」という表現には東西南北、そして北東、北西、南東、南西の8つの方角、という意味があります。
「八方塞がり」などと言われることもありますね。
「四方八方」はあらゆる方角を強調した言い方だといえます。
- 「四方八方」の読み方
「四方八方」の読み方
「四方八方」という表現は「しほうはっぽう」と読みます。
日常的にもよく使われる表現ですのでぜひ知っておきましょう。
「四方八方」の表現の使い方
「四方八方」というのはあらゆる方角を強調した言い方です。
例えば、「噂が四方八方に広がり大変でした」と表現することが可能です。
噂はあっという間に広まっていきますよね。
しかも噂は無責任なものですから尾ひれをつけて広まっていくこともあり、気づいたときにはとんでもない噂になっていたということもあるかもしれません。
噂はいつか消えるものではありますが、その一方で「四方八方」に広がってしまった噂はなかなか消えにくい可能性があります。
「四方八方」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「四方八方」を使った例文1
- 「四方八方」を使った例文2
「四方八方」を使った例文1
「トラブルに対応するため、彼女は四方八方走り回った」
トラブル等が起こった場合、何とかして解決しなければいけません。
職場でトラブルが生じた場合は、責任を持って解決していかなければいけないですよね。
必要に応じて相手に頭を下げなければいけないこともあるでしょう。
あちらこちら走り回り、問題解決を試みた場合などにも「四方八方」という表現が使えます。
「四方八方」を使った例文2
「人が四方八方から集まってきました」
人があちらこちらから集まってきた場合、それは「四方八方から集まってきた」という表現が使えます。
例えば、転んで怪我をしている人を見かけて人があちらこちらから集まってくることがあるかもしれません。
交通事故等があれば、あちらこちらから人が駆け寄ってくるでしょう。
このような時にも「四方八方」という表現が使えるのです。
「四方八方」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「あちらこちら」
- 「縦横無尽」【じゅうおうむじん】
「あちらこちら」
「あちらこちら」というのは指示代名詞であり、いろいろな場所、いろいろな方向を表します。
「あちらこちら歩きまわる」などと表現できます。
「縦横無尽」【じゅうおうむじん】
「縦横無尽」というのは自由自在に物事をする様を指しています。
「四方八方」に限りない、どの方面にも限りがない、という意味になります。
「四方八方」という表現は日常的にも使われますのでぜひ覚えておきましょう。
教養として知っておきたい表現の1つだといえます。