「疑義」とは?意味や使い方!例文や解釈
「疑義」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「疑義」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「疑義」とは?
- 「疑義」の表現の使い方
- 「疑義」を使った言葉と意味を解釈
- 「疑義」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「疑義」の反対語
- 「疑義」の類語や類義語・言い換え
- 「疑義」の英語と解釈
「疑義」とは?
「疑義」とは意味や内容がはっきりしないことで、疑わしいことを言います。
- 「疑義」の読み方
「疑義」の読み方
「疑義」と書いて「ぎぎ」と読みます。
「疑義」の表現の使い方
「疑義」とは意味や内容がはっきりしないこと、疑わしいということに使う言葉です。
例えば「この話には、少々疑義があるような気がする」「疑義が生じると、自信を持って進めるわけにはいかなくなる」という風に使います。
はっきりと「信用できない」「それは嘘だろう」などと言うわけにはいかない場面でも「疑義があります」と言えば少々柔らかな表現になりますので、ビジネスシーンなどでも使える言葉として覚えておくといいでしょう。
「疑義」を使った言葉と意味を解釈
「疑義」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「疑義がある」
- 「疑義をただす」
- 「疑義照会」
「疑義がある」
「疑義がある」とは疑わしい点がある、疑問に思うことがあるという意味で使います。
例えば説明、話を聞いてもいまいち、腑に落ちない、どこか引っかかる点がある、不安要素があるという時など「彼の話は具体的な事を言わなかったりするので、疑義がある」などと使います。
「疑義をただす」
「疑義をただす」とは疑わしいことや、疑問に思うこと、はっきりしないことを、きちんと整える、はっきりさせることを言います。
「このままではお互い、気持ち悪いから、疑義をただすことにしよう」「この件についての疑義をただす必要はあるね」などと使います。
白黒つける、はっきりわかるようにするという意味合いになります。
「疑義照会」
「疑義照会」とは少々、専門用語となりますが、意味は医師の処方箋に対して、疑問やわからないところがある場合、薬剤師が処方した医師に問い合わせをして確認をとることを言います。
また疑義がある場合は確かめてからでなければ調剤してはならないと薬剤師法に規定があります。
「疑義」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「疑義」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「疑義」を使った例文1
- 「疑義」を使った例文2
「疑義」を使った例文1
「そんな風に疑義を持たれると、こちらもいい気分はしないよ」
「疑義」とは意味や内容がはっきりしない、疑問点という意味もありますが、それ以外に「疑わしい」という意味もあります。
つまり疑わしいという気持ちを持たれると、いい気分はしないと例文は言っているのです。
わかりやすく、ストレートに言えば「疑われて、ムカつく」というわけです。
「疑義」を使った例文2
「彼女の言うことには、疑義があるんだよ、だから今すぐに協力することは無理だ」
話の内容が、はっきりしない、わからないという場合「疑義」という言葉を使います。
つまり例文は、話がわからないから、今すぐには動けないということを伝えているのです。
「疑義」の反対語
「疑義」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「確信」【かくしん】
- 「確実」【かくじつ】
「確信」【かくしん】
「確信」とは信じて疑いの余地がないことを言います。
「私は彼は必ず成功すると確信しているのだ」「確信を持って言えることですよ」という風に使います。
また「確信犯」という言葉がありますが、これは自分のすることが、どういう問題、結果をもたらすかわかっていて、行動する人のことを言います。
「確実」【かくじつ】
「確実」とは間違い、変更がないことを言います。
「これは確実な情報です」「我々の勝利は確実である」「当選確実と言われている」などと使います。
「疑義」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「疑義」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「疑惑」【ぎわく】
- 「懐疑」【かいぎ】
- 「不審」【ふしん】
- 「疑念」【ぎねん】
- 「猜疑」【さいぎ】
「疑惑」【ぎわく】
「疑惑」とは本当か嘘か、不正ではないかという疑いのことを言います。
「あなたは疑惑だらけで、信用がないのですよ」「疑惑に包まれている」「疑惑を招くようなことはしないで欲しいものだ」という風に使います。
「懐疑」【かいぎ】
「懐疑」とは疑いを抱くことを言います。
「彼の発言に、みんなは懐疑的だったが、僕は信じるよ」「懐疑心」などと使います。
「不審」【ふしん】
「不審」とははっきりしない点があり、疑わしいことを言います。
「不審の念を夫に持つようになった」「挙動不審な女が歩いていた」「不審に思うのです」という風に使います。
「疑念」【ぎねん】
「疑念」とは疑いの心という意味になります。
「疑念を抱く」とはよく使われる表現です。
「猜疑」【さいぎ】
「猜疑」とは人を疑う、もしくは妬んだりすることを言います。
「猜疑の目で見るなんてやめなさい」「猜疑心が強い」「あれほど真面目に頑張っている人のことを猜疑するとは、お前が情けないよ」などと使います。
「疑義」の英語と解釈
「疑義」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語ではいくつかの単語があります。
“doubtful”(確信が持てない)、“dubious”(半信半疑)、“questionable”(疑問のある)、“suspicious”(怪しい)という単語を「疑義」の意味合いに応じて使い分けていくといいでしょう。
例文は“a doubtful statement”(疑わしい陳述)、“suspicious behavior”(疑わしい挙動)という風になります。
いかがでしたでしょうか。
「疑義」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「疑義」とは意味、内容がはっきりしないこと、疑わしいことという意味があります。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしていきましょう。