「雉も鳴かずば撃たれまい」の意味とは!類語や言い換え
「雉も鳴かずば撃たれまい」ということわざはどの様な意味で使われるのでしょうか。
由来や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「雉も鳴かずば撃たれまい」とは?
- 「雉も鳴かずば撃たれまい」の表現の使い方
- 「雉も鳴かずば撃たれまい」を使った例文と意味を解釈
- 「雉も鳴かずば撃たれまい」の類語や類義語・言い換え
「雉も鳴かずば撃たれまい」とは?
「雉も鳴かずば撃たれまい」の読み方と意味を紹介します。
- 「雉も鳴かずば撃たれまい」の読み方
- 「雉も鳴かずば撃たれまい」の意味
- 「雉も鳴かずば撃たれまい」の由来
「雉も鳴かずば撃たれまい」の読み方
「雉も鳴かずば撃たれまい」は「きじもなかずばうたれまい」と読みます。
「雉」は色鮮やかな鳥のことで、日本ではなじみが深く昔話の「桃太郎」にも登場しています。
「雉も鳴かずば撃たれまい」の意味
「雉も鳴かずば撃たれまい」とは「余計なことを言った為に、それが原因で自ら災難を招いてしまうことのたとえ」です。
つい調子に乗って余計なことを話してしまった為に、後で悪い噂が立ってしまったり、ウソや矛盾がバレてしまう人がいます。
ムダ話や噂話はなるべくしない方がいい、と戒めている言葉です。
「雉も鳴かずば撃たれまい」の由来
「雉も鳴かずば撃たれまい」の由来は、雉が森の中で鳴いてしまった為に自分の居場所を知らせてしまい、銃で撃たれてしまったことからきています。
「鳴かなければ撃たれずに済むのに」という意味から、「余計なことを喋らなければ問題が起きないのに」という意味で使われる様になりました。
「雉も鳴かずば撃たれまい」の表現の使い方
「雉も鳴かずば撃たれまい」は、人に対して「余計なお喋りをつつしむ様に」と忠告をする言葉で、基本的に立場が上の人が下に対して言います。
ことわざですので知らない人も多く、その場の雰囲気や相手の性格なども理解した上で使いましょう。
「雉も鳴かずば撃たれまい」を使った例文と意味を解釈
「雉も鳴かずば撃たれまい」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「雉も鳴かずば撃たれまい」を使った例文1
- 「雉も鳴かずば撃たれまい」を使った例文2
「雉も鳴かずば撃たれまい」を使った例文1
「彼女は噂話がたたって先輩から叱られた、『雉も鳴かずば撃たれまい』だ」
噂話好きの女性が、ついうっかり先輩の悪口を言ってしまい、それが本人の耳に入って叱られたことを表しています。
「雉も鳴かずば撃たれまい」を使った例文2
「『雉も鳴かずば撃たれまい』というから、この件に関しては黙っておこう」
会社の不平や不満を人前で言いふらす人がいるのですが、自分も一緒に言うと後で上司から何を言われるか分らないので、黙っていようと思っていることを表しています。
「雉も鳴かずば撃たれまい」の類語や類義語・言い換え
「雉も鳴かずば撃たれまい」の類語を紹介します。
- 「口は災いの元」【くちはわざわいのもと】
- 「物言えば唇寒し秋の風」【ものいえばくちびるさむしあきのかぜ】
「口は災いの元」【くちはわざわいのもと】
「軽いつもりでのおしゃべりや噂話は、後でトラブルの原因になる」という意味です。
「物言えば唇寒し秋の風」【ものいえばくちびるさむしあきのかぜ】
松尾芭蕉の有名な句です。
「人の悪口を言うのは後味が悪いものである」という意味から、「余計なことを言って災いを招く」という意味で使われる様になりました。
「雉も鳴かずば撃たれまい」は「余計なことを言った為に、それが原因で自ら災難を招いてしまうことのたとえ」です。
お喋りが過ぎる人に対して使ってみましょう。