「兎の登り坂」の意味とは!類語や言い換え
この「兎の登り坂」とは、それだけ得意だという意味で用いられる例えです。
目次
- 「兎の登り坂」とは?
- 「兎の登り坂」の表現の使い方
- 「兎の登り坂」を使った例文と意味を解釈
- 「兎の登り坂」の類語
「兎の登り坂」とは?
「兎の登り坂」は、とても得意(向いている)状況だという意味のある言葉です。
そして、進み具合がとてもいいという解釈でも使うこともできます。
兎が登り坂を得意としていることから、正にその状況だと表現している言葉で、一度覚えてしまえば色々な場面で使うことができます。
- 「兎の登り坂」の読み方
「兎の登り坂」の読み方
「兎の登り坂」は、「うさぎののぼりざか」と読んでください。
「兎」という漢字は、読む分にはそれほど問題はないと思われますが、記述する際には覚えないと難しいかも知れません。
また、「兎の上り坂」と「登」ではなく「上」と表記されることがあり、正確には間違いになりますが、一般的にはこちらでも同様の意味で使われます。
もちろん、正しく「兎の登り坂」と表記するに越したことはありません。
「兎の登り坂」の表現の使い方
「兎の登り坂」という言葉は、それだけ得意な状況だという時にこそ使ってください。
自分がそれだという場合だけでなく、人がその状況になっていると使うことも多いです。
そこまではいかない場合でも、「この状況は、兎の登り坂かも知れない」といったように、少なくとも悪い状況ではなく、むしろ得意な方だという使い方もされる言葉です。
「兎の登り坂」を使った例文と意味を解釈
「兎の登り坂」を使った例文と、その意味の解釈です。
もう1つの意味で使っている例文も挙げていきます。
- 「兎の登り坂」を使った例文1
- 「兎の登り坂」を使った例文2
「兎の登り坂」を使った例文1
「彼にとって、今度の仕事は兎の登り坂だろう」
その彼に得意な仕事が回ってきたと使っている例になります。
得意分野にこそ使う表現なので、このような使い方がピッタリです。
「~に違いない」という使い方も多く、その人にとても合っている、向いていると思った時に使われる形です。
「兎の登り坂」を使った例文2
「兎の登り坂と言える勢いで、すぐに契約まで至ったと聞いた」
とても順調に進んで、そのまま契約まで漕ぎ着けたという解釈で使っています。
このような形で、それほど好ましい進み具合だったという意味で使われることも多い言葉です。
「兎の登り坂」の類語
「兎の登り坂」と似た意味で使える言葉です。
こちらの表現の方がよく見聞きするかも知れません。
- 「水を得た魚」【みずをえたうお】
「水を得た魚」【みずをえたうお】
「兎の登り坂」と同じく、得意分野だと使う表現です。
好ましい状況という解釈で用いることも多く、「水を得た魚の如く、生き生きとしている」のように使います。
注意点として、「みずをえたさかな」と読まないようにしてください。
ただし、これも「兎の上り坂」と同様に、そう読んだとしても間違いとは言い切れません(ですが、できればきちんと読むに限ります)。
「兎の登り坂」と表現される状況は、どちらの意味で使う場合も、とても好ましいことだと考えていいでしょう。