「身の程を知らない」の意味とは!類語や言い換え
「身の程を知らない」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「身の程を知らない」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「身の程を知らない」とは?
- 「身の程を知らない」の表現の使い方
- 「身の程を知らない」を使った例文と意味を解釈
- 「身の程を知らない」の類語や類義語・言い換え
「身の程を知らない」とは?
「身の程を知らない」というのは自分の地位や能力などをわきまえずに行動する、という意味です。
身分や立場に不相応である、しゃしゃりでる、という意味であり、自分の地位や能力などをわきまえない人を指すこともあります。
例えば、新入社員でありながらやたらに責任ある仕事をやりたがった場合、「身の程を知らない」と言われてしまうこともあるかもしれません。
確かに新入社員であっても能力がある人はいるでしょう。
しかしその一方で新入社員の間はまだ学ばなければいけない時期であり、責任ある仕事は与えられなくても当然なのです。
- 「身の程を知らない」の読み方
「身の程を知らない」の読み方
「身の程を知らない」という表現は「みのほどをしらない」と読みます。
「身の程知らず」と言われることもありますのでぜひ覚えておきましょう。
「身の程を知らない」の表現の使い方
「身の程を知らない」という表現は自分の立場をしっかり理解せずに行動する人に対して使われる表現です。
例えば、ビジネスにおいては自分の意見を表すことが大切ですが、相手が目上の人であったり、取引先の人であったりする場合、ストレートにものを言えば良いというわけではありませんね。
身の程をわきまえ、遠回しにものをいう必要がある場合もありますし、そもそも意見をいうべきではない場合もあるでしょう。
そのようなTPOをわきまえずに発言してしまうと、「身の程を知らない」と言われてしまう可能性が増してしまいます。
「身の程を知らない」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「身の程を知らない」を使った例文1
- 「身の程を知らない」を使った例文2
「身の程を知らない」を使った例文1
「彼はいつも身の程を知らず、意見ばかり言ってくるから鬱陶しい」
確かに提案する意見が良いものであれば良いですが、自分が良いと思っているだけで周りからは不評だということもあるかもしれません。
そのような場合、あまりに意見を言いすぎてしまうと鬱陶しいと思われてしまう可能性もあります。
意見を求められたらはっきりと言わなければいけないこともありますが、自分の立場をしっかりと理解することも大切です。
「身の程を知らない」を使った例文2
「身の程を知らない人とは話ができません」
身の程を知らないと言えば、どうしても人の意見を聞かない、自分のやり方を押し通そうとする、などといったネガティブなイメージを持つ人も珍しくありません。
そのため、身の程を知らない人はそもそも一緒に仕事ができないなどと思われてしまうこともあります。
身の程を知らないと思われないように、TPOを理解しなければいけません。
「身の程を知らない」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「分不相応」【ぶんふそうおう】
- 「わきまえのない」
「分不相応」【ぶんふそうおう】
「分不相応」というのはその立場に不相応、という意味です。
「不相応」というのは釣り合っていない、という意味になります。
「わきまえのない」
「わきまえのない」というのは礼儀を知らず厚かましいという意味になります。
思慮分別がない様子を表すこともあり、「弁えのない」と表記します。
「身の程を知らない」という表現はよく使われる言い回しですのでぜひ覚えておきましょう。
「身の程を知らない」とは言われないようにしたいですね。