「型破り」とは?意味や言い換え!例文と解釈
普段の生活で「型破り」という言葉を見聞きすることがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「型破り」とは?
- 「型破り」と「形無し」の違い
- 「型破り」の表現の使い方
- 「型破り」を使った例文と意味を解釈
- 「型破り」の類語や類義語・言い換え
「型破り」とは?
「型破り」の概要について紹介します。
- 「型破り」の読み方
- 「型破り」の意味
「型破り」の読み方
「型破り」は「かたやぶり」と読みます。
読み方は難しくありませんが「形破り」と書き間違わない様に注意しましょう。
「型破り」の意味
「型破り」とは「普通の人が考える様なやり方や、常識的な考え方に囚われないこと」という意味です。
「まさかそう来るとは思わなかった」というやり方や考え方を持ち、実行する人のことを言います。
発想力と行動力どちらにも優れていて、常に人に注目されることが多くなります。
「型破り」と「形無し」の違い
「型破り」と似たイメージがある言葉に「形無し」があります。
この2つの違いは昔から多くの著名人達が引用しています。
特に歌舞伎界の有名人が発したことで注目される様になりました。
「型破りとは、きちんとした型ができている人がそれを破ること、型そのものができていない人は単なる形無し」と言ったのです。
つまり、厳しい練習を積んで基本の型を身に付けた人がすることは斬新であり受け入れられるが、基本ができていないのに違うことをするのは問題外という意味です。
「型破り」には得に由来はありませんが、言葉の本質としてこのエピソードが有名です。
「型破り」の表現の使い方
「型破り」の使い方を紹介します。
- 「型破りな」として使う
- 悪い意味ではない
「型破りな」として使う
多くの場合は「型破りな」と名詞を修飾する言葉として使われます。
「型破りな人生」「型破りな方法」など、意外性を表す言葉です。
悪い意味ではない
「型破り」というと「ルールを守らない」という悪いイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし「型破り」は「常識に囚われない斬新なやり方」という良い意味も持っています。
ビジネスで斬新なアイデアを出す時に良い意味で「型破り」が使われます。
「型破り」を使った例文と意味を解釈
「型破り」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「型破り」を使った例文1
- 「型破り」を使った例文2
「型破り」を使った例文1
「型破りな新人が入社してきた」
帰国子女や東大の大学院卒など、今迄にいない様な新人が入社してきました。
考え方も普通の大人しい新人ではなくはきはきとしていて期待できる様子を表しています。
「型破り」を使った例文2
「この商品は型破りな方法でPRしたい」
新商品をPRするのに、今迄通りの広告・宣伝ではなくもっとインパクトのある方法にしたいと思っています。
街中に巨大看板を設置したり、フェイクニュースを流したりなど、人々があっと驚く様な手段を考えています。
「型破り」の類語や類義語・言い換え
「型破り」の類語を紹介します。
- 「破天荒」【はてんこう】
- 「常識外れ」【じょうしきはずれ】
「破天荒」【はてんこう】
「今まで誰もしなかったことをすること、またはその人」という意味です。
言葉の由来は、昔中国の「荊州」という地方で、国の役人になる為の「科挙」という試験の合格者が100年以上でないことが続きました。
人々はこの状態を「荒れ地に雑草が生い茂る様子」という意味で「天荒」と呼んでいたのです。
しかしやっと荊州の劉蛻(りゅうぜい)という人物が科挙に合格したのです。
これを「天荒を破った=破天荒」と呼んだのが由来です。
「常識外れ」【じょうしきはずれ】
「考え方や言動などが、世間一般人達の基準とかけ離れていること」という意味です。
「非常識」とは違い、良い意味で使われることもあります。
「型破り」は「普通の人が考える様なやり方や、常識的な考え方に囚われないこと」という意味です。
ビジネスで人とは違う視点を持って活躍している人に対して使ってみましょう。