「雁が飛べば石亀も地団駄」とは?意味など徹底解説
「雁が飛べば石亀も地団駄」とは、あまり耳慣れませんが、例えとして使われる言葉です。
目次
- 「雁が飛べば石亀も地団駄」とは?
- 「雁が飛べば石亀も地団駄」の語源
- 「雁が飛べば石亀も地団駄」の表現の使い方や例文
「雁が飛べば石亀も地団駄」とは?
「雁が飛べば石亀も地団駄」は、身の程を考えないことの例えです。
そこから転じて、何事にも限界があるという意味で用いられることもあります。
どう頑張っても無理なことに挑戦している人に対して、「雁が飛べば石亀も地団駄ってやつだ」と使ったり、頑張ったが、やはり無理だった(無理だとは思っていた)場合に、「やっぱり雁が飛べば石亀も地団駄だったか」といったような使い方になります。
- 「雁が飛べば石亀も地団駄」の読み方
「雁が飛べば石亀も地団駄」の読み方
「雁が飛べば石亀も地団駄」は、「がんがとべばいしがめもじだんだ」と読んでください。
難しいのは「雁」という漢字を「かり」ではなく「がん」と読む点と、「地団駄」の読み方です。
「地団駄」は、「じたんだ」と濁らずに読んでも間違いではありません。
その為、「がんがとべばいしがめもじたんだ」としても誤りにはなりませんが、この形の表現としては、一般的には濁った方の「じだんだ」と読んで使ってください。
「雁が飛べば石亀も地団駄」の語源
「雁が飛べば石亀も地団駄」という言葉は、雁が飛んでいる様子を見た石亀が、真似して飛ぼうとしてもできる訳がないことからきています。
ここから、身の程を弁えない(どうやっても亀が飛べる訳がない)という意味で使われる言葉で、どう頑張っても無理だという解釈も、この語源からきています。
「雁が飛べば石亀も地団駄」の表現の使い方や例文
「雁が飛べば石亀も地団駄」を使った例文と、その意味の解釈です。
それほど難しい意味ではないので、使える機会も多い言葉です。
- 「あるスポーツでプロを目指したこともあったが、結局雁が飛べば石亀も地団駄だったよ」
「あるスポーツでプロを目指したこともあったが、結局雁が飛べば石亀も地団駄だったよ」
プロは自分にはとても無理だったと使っています。
周りから見ると、紙一重のところまではいっていたとしても、そうとはなれなかった人にとっては、その境にとても高い壁があると思ってしまうものです。
実際にも、プロになれるかどうかは、それを乗り越えられるかどうかだと考えていいでしょう。
「雁が飛べば石亀も地団駄」は、身の程を弁えて、無理なことはする(考える)ものではないという教訓としても使われる表現です。